その1 マラソンブログの帝王


マラソン本のご紹介。
私の走りの「バイブル」のような本がでましたね。

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作者は江上剛さん。元第一勧銀の銀行マンから作家になった人ですね。
よくテレビのコメンテーターとしても登場する方です。
早稲田大学出身で学年でいうと7つ上の先輩です。
早稲田出身の作家でランナーとなると、私の尊敬する村上春樹さんと
同じですね。

ただ村上春樹さんは、30年も走り続けてきた偉大なランナーであるのに
対して、江上さんは私と同じように、つい最近始めた初心者ランナー。
走り始めたのが2010年5月からだそうです。
私も2010年の1月に新宿シティマラソンからですから
ほぼ同じ時期に始めましたね。
でもあっという間に「かなり高速で」抜かれてしまったというのが実感。
この方も「偉大なランナー」なのですね。

ここ1年あまりずっと彼を目標に走ってきました。
その理由は このブログ です。
このブログは2011年2月の東京マラソンの直後に
私がなんとなくネットサーフィンしていたときに偶然見つけました。

東京マラソンを走る喜びが心底伝わってくる
すばらしいブログでした。
それからこの方のブログを毎日のようにチェックしつつ、
江上さんを私自身走りの目標としてきました。

毎日のようにチェックしているとなんだか一緒に走っているような
錯覚さえ感じてしまいますね。
走り始めてわずか1年半の2011年11月、
つくばマラソンで江上さんが初めてサブ・フォーを達成された時は
私も一緒になって喜びましたね。
私もその日につくば走って、メロメロの4時間48分でしたが・・・。
(それでも自己ベスト!)

この本は、半分くらいはブログをまとめたような本なので
私のような江上ファンとしては、すでに知っている内容がほとんどでした。
でも改めて読み直してみると、ますますファンになりましたね。


江上さんは2010年5月に近所のマラソンサークルに入会されます。
その名は「IJC」
週に三回、なんと朝5時から走るサークルです。
実に楽しそうに走っている様子が描かれています。

正直、このサークルに本当に入りたいと何度思ったことか・・・。





その2 毎日走るきかっけに
 

Egami

 


江上さんの東京マラソンのブログに感動した直後に、
あの3.11がありました。
日本全国民が落ち込みましたね。

「こんな時にも江上さんは走っているのだろうか・・・」

ブログをチェックすると、やはり彼は毎日走り続けていました。
ただ、女性の会員の参加が激減したようです。
このあたりはこの本にも詳細に記述されています。

大震災の直後に、あれだけ多くのランナーがいた皇居でさえ
閑散としていましたから。
私自身当時も、その当時は週に1回か2回皇居を走っていました。
でも

「こんな時にマラソンなんてやると被曝するぞ」

真顔で言われたことさえもありました。

あの当時すべてのマラソン大会が中止となり、
確かに自分の娯楽を優先するような状態ではなかったでしょう。

ここで私も考えたのですね。
でも誰もが何かしなければいられなかった状況だったはずです。
私もにわか皇居ランナーになったのですが、
正直中野からだと地下鉄で20、30分もかかり、少し遠いのです。
おまけに、着替えにランナーズ銭湯などを利用しなければならないし。
何より節電自粛ムードでナイト・ランなんてやるのは「非国民」!?だと・・・。

「江上さんのように毎朝に善福寺川を走ろう!」と。

このブログの影響ですね。
それが4月1日からスタートして今日まで続いています。
今朝ももちろん走りました。(かなり暑かったですが・・)

善福寺川の四季折々のすばらしい自然は、
まさに江上さんの記述の通りでした。
毎朝この緑を眺めているだけですがすがしい気分になります。
本当に杉並区民の方々をうらやましくさえ思います。


「いつか江上さんをはじめIJCのメンバーにも会えるかもしれない。」

そんな淡い期待も実はあったかもしれません。
ただ、そもそも時間帯がまったく違うということと、
善福寺川以外に井の頭公園とかも走っているようで、
私の走る和田堀公園まではあまり走らないようです。
残念ながら今まで一度もすれ違ったこともないのですね。

でもいつ何時あってもよいように、

「いつもブログ見ています。メンバーの・・・さんと・・さんと・・・ですね。」

とすぐ言える準備はいつもしているのですけどね・・・。



その3 目標とする偉大なランナー 

では江上ランナーの驚異の記録。
2010年10月つくばマラソン 4時間31分(初フル)
2011年 2月東京マラソン  4時間 8分
2011年 6月千歳マラソン  4時間 5分
2011年11月つくばマラソン 3時間53分
2012年 2月東京マラソン  3時間46分

これは参りました・・・。
普通のオヤジランナーでは、とてもかなわないタイムです。

「こんなに短期間でどうして速く走れるようになったのだろう?」

初心者ランナーなら誰でも思います。
実はこの本に、その答えが書いてあります。
ただ55歳から初めてマラソンをやろうとする方には
多分無理でしょう・・・。

週三回の練習で走行距離35キロ。
キロ6分のペース走で、途中キロ4分と5分にビルトアップ。
しかもグラウンドで、ジャンプ、スクワット、もも上げ、
前、横、後ろスキップをそれぞれ100回ずつ・・・。
なんとレベルの高い走友会でしょうね。

さらに自主練として(『コソレン』というらしい、こっそり練習?)
400メートルトラックでインターバル・トレーニングに
フォルトレイク(野外走)まで・・・・。
これはサブスリー・ランナーどころか、
本格的競技者向けのトレーニングですね。

普通の「サラリーマン・オヤジランナー」には
まず無理な練習メニューでしょう。
しかし、このメニューを真面目に取り組んでいるからこそ、
50台後半としては驚異的なタイムを叩きだしているのでしょうね。


では最後に一番面白かったところ。
このマラソンのおかげで、江上さんの体質は劇的に改善したそうです。
体重は86キロから73キロに。胴回りは1メートル超から85センチに。
コレステロールその他の数値も驚くほど改善したそうです・・・。

素晴らしいですね。
この箇所だけでも、全国の「メタボ・オヤジ」に読んでいただきたいところです。
まさにマラソン健康法ですね。

最近健康ブームで、走ることや運動だけでなく、お医者さんが書いた
「一日に一回だけ食事して30台に見える生き方をしよう!」
という本も流行っていますね。
あの本では、
「スポーツなんかすると死を早めるだけ、酒なんてもってのほか・・」
そんな書き方です・・・。

これはまさに「生き方」、「人生観」の問題ですね。

50台を暴飲暴食をせずストイックに生きていくのか、
マラソンなどスポーツを通じて身体を鍛えていくのか・・・。
今まで何も考えもしなかった50台のメタボ・オヤジには厳しい選択ですね。

個人的はスポーツをしつつ、お酒も「適度に?」楽しみたいとも思いますね。
江上さんのブログでは、マラソン後のお酒が実に美味しそうなのです・・・。


しかしマラソンについては、私なりに二人の偉大な目標ができました。
村上春樹さんのようにカッコよく、しかも
江上剛さんのように地道に結果を出して走っていこうと。


私のような「カメランナー」は、二人の大先輩の「ウサギランナー」には
決して追いつかないかもしれません。

でもいつか追いつこうと思って、
「のんびり」と、しかも「楽しんで」
これからも走っていこうと思っています・・・。


(ガンバレ 江上剛さんシリーズ おしまい)

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