その1 もしドラより面白い


また題名につられてアマゾンで衝動買いしてしまいました。
私の悪い癖です。最近は題名に奇抜なものが多いですからね。

正直、衝動買いすると結構ハズレも多く、後悔することも
よくあるのですが、「今回はアタリ」でした。


100en


内容をご紹介する前に、同じように題名で有名になった
ベストセラー「もし高校野球の女子マネージャーがドラッガーのマネジメントを読んだら」
がありますね。
あれも今から2年前にアマゾン衝動買いしたもので、
ブログにもアップしましたね。こちら
今読んでみると如何にもそれほど売れないかのような書き振りでしたが、
見事な「秋元流」マーケティング戦略とAKB効果により大ベストセラーに
なってしまいましたね。

「もしドラ」とドラッガーの「マネジメント」をセットで買った人
(もしくは買わされた人)も多いでしょうね。
でも実際「もしドラ」読んでみて、何が頭に残りましたか?

「甲子園に出場できてよかった、よかった・・・」

何となく、ドラッガーの功名な理論より、野球の筋書きの方が
面白くて読み終えてしまいますよね。
多分ほとんどの人が、難しい部分を
「あとから読み返そう」
と思って飛ばして読んでしまうのです。

実際に、「マネジメント」を傍らに置き、「もしドラ」を単元ごとに
読みながら、ドラッガー理論を考え考え読んでいる人は
少ないのではないかと・・・。


「もしドラ」のように難しい理論を、「分かりやすく物語調に」
書くのが今流行りですね。
私の記憶では、「女子大生会計士の事件簿」くらいからでしょうか。
それが結構ベストセラーにもなっています。
こういうマーケティングや会計学を分かりやすく説明する本は
自己啓発のための「入門の入門書」としては最適ですからね。

でも難しいところがちりばめられていることに
かなり違和感があるのですね。
もともと無理に入れ込んでいますからね。
高校野球とドラッガーとまったく接点のないところをくっつけているのです。
どうしてもその難しい個所が出てくるたびに
「ゴツゴツ」とした感じ。

でもこの本は違います。
煩わしい解説はすべて巻末に放り込んでいます。
とにかく面白いストーリーを自分で考えながら、
しかも楽しんで読むことができます。
巻末の解説も、簡単で「推理小説の最後の種明かし」のようで
妙に納得できます。


前置きが長くなりすぎました。(いつものことですが・・)
少しご紹介してみましょう・・・。




その2 餃子とフレンチより工夫のあと 

この本を読んだ瞬間に、「もしドラ」だけでなくて、
公認会計士林先生の書かれたベストセラー
「餃子とフレンチでは、どちらが儲かるか?」
をすぐ思い出しましたね。

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この本も売れに売れましたね。会話調で実に読みやすいですから。
会話の中から難しい専門用語を解説しようとしたのも同じです。
しかも、主人公がフレンチにやたら詳しいのもパクリ
ではないかと。(失礼!)

でもこの手の本は、著者が専門家なので、どうしても
難しい単語をあえて解説しようとするのですね。
だからそこに無理があり、難しくなってしまいます。
専門家の悲しい「性(さが)」なのでしょう。
「餃子とフレンチ」もそうですが、多分難しい解説部分は
読み飛ばしてしまう方も多いのでしょうね。


それに対して、この「100円コーラ」の著者は
日本IBMのサラリーマンなのですね。
私と同級生(1984年卒)だし。
だからと言ったら失礼ですが、あえて難しい単語が出てこないのが
非常に好感持てましたね。一気に読み終えてしまいます。


さて、「100円のコーラを1000円で売る方法」という
経営学ですが、
「原価50円でコーラを仕入れている店が、通常100円の売値を
1000円で売ることができるでしょうか?」

という問いかけですね。
別にコーラを販売する飲食店の問題だけではなさそうです。
ワンコインランチの台頭で、なかなか売上が伸びない飲食店も
多いですね。

飲食店以外でも今までジーンズを7800円で売っていた衣料品店が
ユニクロの1000円ジーンズで苦しめられていますね。

現在、この「デフレスパイラル」で苦しめられている企業が
どれくらいいるのでしょう。
飲食サービス、他の物販業だけでなく、すべての業種業態でも
これはいえることなのでしょうね。


ではどうしたらいいのかということを問いかけている本なのですね。
その解決法をここで公開したら「著作権」に触れますので
ぜひ読んでみてください。ヒントとして

「有名ホテルではコーラ一杯1000円で売られているではないか!」

と著者は言っているのですね。





その3  「お客様は神様です」は間違い


「どうやって1000円で売れるかよく考えなさい!」

と言っているのですね。
100円と「安く」販売するのは、「コーラという液体」を売っているに
すぎず、これを「プロダクト・セリング」といい、

1000円と「高く」販売するのは、「心地良い環境で最高に美味しく飲めるという
体験」を売っているので、これを「バリューセリング」というのだそうです。

何となく分かりますよね。
単にコーラという商品「プロダクト」と売ろうとすると安くなり、
コーラを通じてより価値の高いもの「バリュー」を売ると高くなると。

でもここで参考になるなと思ったのは「値引き」の功罪です。
「デフレ・スパイラル」で方向性を失った経営者は
皆この「値引きに」走っているのですね。
多くの経営者は
「1000円なんかで売れっこない」と、はじめからあきらめているのです。

「100円ショップに対抗するために、ウチも98円で売ろう!」
「お客さんが今値段を安いのが一番と考えているから・・・」

これがなぜ悪いか。

つまり
「価格を下げるのではなく、価値を上げて勝負すべし」
ということをいっているのですが、
この本を読むと実に分かりやすくかかれています。

また参考になるのは、
「街の電気屋はこれだけ安売り家電量販店が台頭しても存在意義がある・・」
これも、「なるほどな!」と感心します。


それと大事なのは、「値引き」の発想のもとになっている
「お客さんが安いものを欲しがっている」と考えてしまうことです。
この「お客さんが・・・だから」という、いままでの「お客様第一主義」
が問題なんだそうです。
つまり、三波春夫が昔よく言っていた「お客様は神様です。」
の思想。(ちょっと古い?)

これをマーケティングの用語で「顧客志向マーケティング」
といいますが、これを見直すべしと主張しています。

「お客様は神様です。」の思想は、難しく言うと、
カスタマーマイオピア(顧客近視眼)と
いうのだそうですが、これが良くないのだと。
このお客さんが言っていることをすべて鵜呑みにして、
このすべてに対応しようとすると結局はお客は離れていく・・・。

こう思想が近年日本にはびこってきてしまったから、
「高品質なのに低収益」という矛盾を、日本の産業界全体にもたらせていると。


この本自体は簡単に読めるのですが、やはり奥は深そうです。
でも勉強しておく価値は十分ありそうです。

「ドラッガー戦略を実践している」低価格ユニクロに対抗するには
コトラーをよく研究することも必要なのだと切に感じました・・・。


(1000円コーラシリーズおしまい)

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