会話形式で楽しく学ぶ税務基礎講座
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文書作成日:2017/08/10



 フリマアプリで儲けた場合、申告しなくてはいけませんか?


出演:  ・・・M社 経理部 まい   ・・・顧問税理士



― M社 会議室にて ―

M社経理部まいと顧問税理士が、打ち合わせを行っています。




 先生、この電卓、先日フリマアプリで買ったんですよ。




 え、フリマアプリで?




 そうなんです。
 8%の消費税に対応する電卓がほしかったのですが、もうすぐ10%になっちゃうし…でどうしようかと思っていたら、すごく安く出品してたので、思わず買ってしまいました。




 そうでしたか。




 フリマアプリでの出品者は個人が多いようですが、やっぱりこういうのは申告が必要になるのでしょうか?




 そうですね。
 日常生活の物、たとえば家具や什器、衣服などであれば基本的に所得税はかかりません。
 ただし日常生活品といっても、宝石や貴金属などで売値が30万円を超える場合には“譲渡所得”として所得税がかかりますね。




 それじゃあ、たとえば私が自分のために買ったダイヤの指輪を40万円で売ったとしたら、申告が必要になるのですか?




 まいさんは、給与所得者ですから、たとえば給与所得と退職所得以外の所得金額の合計が20万円を超えない場合には、所得税の確定申告をしなくてもよい制度を利用できますね。




 その“20万円”って売値じゃないってことですよね?




 そうですね。
 所得金額、ですから。
 この場合の譲渡所得は、総合課税の譲渡所得ですから、売った金額から取得費や譲渡費用を差し引いた上で、最高50万円まで控除してもらえます。その上その指輪を所有していた期間が5年を超えていれば、課税対象となるのはその半分です。
 つまり、ダイヤの指輪を40万円で売ったとしたら、他に総合課税の譲渡所得がなければ所得金額は発生しませんね。




 そうなんですね。
 所得税って、所得の種類によって計算方法がいろいろで、法人税とは違い複雑ですね。




 たしかに、そうですね。




 ところで、フリマアプリのようなインターネットでの売買は、申告しなくてもバレないんじゃないんですか?




 そうともいえませんね。
 たとえば、国税庁が毎年税務行政の取組を一般に向けて作成・公表している「国税庁レポート」の2017年度版において、無申告の調査事例として“会社員が副業のネット販売について申告していなかった事実を把握”と、警鐘を鳴らすかのようにわざわざ掲載しているくらいですから。




 あらら。
 それは大変失礼いたしました。




 (苦笑)


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