東京マラソン完走記 その1


ついに2月26日がやってきました。
この「晴れ舞台」に立つことのできる喜びをかみしめながら、
「やる気マンマンで」早くも朝7時20分に
スタート地点の都庁に到着。
厳重なチェックを受けた後会場入りします。
それでも、もうランナーでごった返しています。
出場者は36000人。すごいですね。

Totyou_2

雨が降らないのは良かったのですが、最高気温11度の予想。
思ったより暖かそうです。この気温の予想はあとで
とんでもないことになります・・・。

8時30分までに、コートや着替えなどの入ったバッグを
移動トラックに預けなければならないのですね。
でも、それから1時間以上、この寒空の下、ランニングウエアのままで
待っていなければならないのですね。
短パンにランニングシャツだけの薄着の方には地獄の待機時間です。

またトイレも重要なのですが、もうすでに長蛇の列です。
しかも寒いとまた行きたくなるのも人情です。

ランニング教室で聞いた情報では、「ここがポイント」なんだそうです。
ここ数年東京マラソンでは寒い日や雨の日が続いたので
皆このスタート前の寒さにやられるそうなのです。
コーチの教えのままに、100円均一で「使い捨ての」レインコートと
ホッカイロも持参。用意周到ですね。
でも実際はそれほど寒くはなかったのですね・・・。

Nimotutorakku

 


寒さ対策も兼ねて、荷物を8時20分頃に余裕で預けます。
でもびっくりです。
預けた荷物を移動する大型トラックも何台も並んでいます。

もう、あれよあれよで、8時40分。
まったくストレッチもアップもできず、そのままスタートラインへ。

「あと5分です。時間に間に合わない方は最後尾に並んでいただきます!」

でもこのアナウンスを聞いて若干焦ります。
「そんな・・・。」
人が多すぎてまったく進めません。


8時44分。ギリギリでやっとスタートラインへ。
スタート地点ははるか先。もう都庁の裏の裏。

 

テレビの影響で、周りにテレビ関係のタレントと
女子アナばかりかと思っていたら、一般ランナーしかいません。
あまりの人で、いても気が付かないのかもしれませんが。

「夢にまで見た東京マラソン」でしたが、
やはりテレビで見るのと実際に走ってみるとはまったく違いました。
そんな思いと、出場できることを心から感謝して
「完走記」をご報告したいと思います・・・。




東京マラソン完走記 その2


スタートまでの約20分。
ぎっしりのランナーの中で待ちます。
あまりの人混みでストレッチさえできないくらい。

でも皆ランナーたちはニコニコしているのです。
これから始まるマラソンをワクワクしながら待つ気持ち。
私もこのスタート前の緊張感が好きですね。

この気持ちは走ったことがない人だと、多分想像つかないでしょうね。
「なんでマラソンなんて苦しいことやるの?」
なんて思っている人には絶対分かりません。

事実42.195キロは本当に長丁場です。
多分足が痛くなったり、苦しくなったりすることは十分予想されるのです。
そんな苦しい経験を2度や3度している人も多いのです。
でもみんなそんなことは忘れてスタート前は笑顔なのですね。

言うならば、自分がマラソンという「ドラマの主人公」にでも
なったような感覚です。
これからどんなドラマが待っているかという「ワクワク感」・・・。


「分かるかな・・・分からないだろうな・・・。」
(松鶴家千とせの往年のギャグ。すいません。かなり古い。)


Start_2

 

 


隣のランナーに写真を撮ってもらいました。うれしそうですね。
今回もスマホ持って走ることにしました。


9時10分。
ついにスタート。幕開けです。

スタートのピストルだけが聞こえました。
テレビでは花吹雪が待っていましたが、あまりに後ろで何にもないのですね。

しかも皆歩きながらゆっくりスタートを待ちます。
結構時間がかかった感じがしました。
貴賓席から「有森裕子さん」が大声で応援しているのが分かりました。
うれしいですね。
ようやくスタートライン。
都知事のにこやかな顔が見えてきました。

Ishihara

 


この写真を見るとスタートラインまでの到達時間が分かります。
スタートHブロックから14分も経ったのですね。

舞い散った後の花吹雪を踏みしめながら、
「私のドラマ」がスタートしました・・・。




東京マラソン完走記 その3


Tochou

 


スタートしてすぐ、新宿の街を駆け抜けます。
新宿でも働いた経験がある私としては
新宿の街並みは当たり前の見慣れた光景です。
西新宿のこのあたり、会計事務所で4年間、つらい修行をしたところ。
受験勉強のために寸暇を惜しんで毎日通ったスタンドコーヒーが
目に入ってきます。
あの頃の苦しかった思い出がふと蘇ります。

東京マラソンを「東京見物」と思って、地方から参加する人も多いそうです。
でも通算40年以上東京に住み慣れた者としては、
浅草や銀座が観光地とはまったく感じないのですね。
でも思い出深い東京を違った観点から眺められたというのは、
ある意味一種独特の感慨でした。
いつも見知らぬ土地を走るローカル大会とはまったく違います。
こんな気持ちになったのは「東京マラソン」が初めてですね・・・。


最初は、団子のように集団となって走ります。
隣の人すぐぶつかるくらいでまったく前に出られません。
1キロの通過地点はあっという間でしたが、時計を見ると
キロ7分ペース。
かなり遅いのですが、どうにもなりません。

「最初の5キロはアップのつもりで」

そういわれていたのですが、このペースは本当にどうにもなりません。
結構なストレスだったのですが、これはかなり後方からのスタートという
「Hブロック」の厳しい洗礼でしょう!
でも新宿の大観衆には感動しました。
本当に大声援。こんな経験は絶対ないです。

西新宿の大ガードをくぐると「東洋一の歓楽街」歌舞伎町です。
朝の歌舞伎町を見たのは、
大学時代に歌舞伎町で初めてオールナイトの映画を見た
あの朝以来でしょうか・・・?


飯田橋近辺で、税理士仲間の応援を受けます。
こんな大観衆の中、知り合いの応援を受けるのは本当にうれしい限りです。


最初の5キロのラップが32分44秒。
なんと、キロ6分30秒ペース。
もっと早く走りたいのですがこれはどうにもなりません。


飯田橋から水道橋、神保町あたりを抜けます。
このあたりも、以前税理士目指して通った「大原簿記学校」があるところ。
一瞬大原の校舎が見えたようでした・・・。
神保町は受験勉強に疲れるとよく古本屋めぐりしていた場所でした・・・。
感傷に浸りながら東京のランナーの聖地「皇居」に向かいます。

神保町で、以前良く通ったランナーズ銭湯「梅の湯」を
見つけました。こちら

「なんだ!ここは自分のホームグランドだ!」

そう思った瞬間、走りながらなんだかうれしくなってしまいました・・。



東京マラソン完走記 その4


竹橋を通り抜けるとランナーの聖地「皇居」です。

日曜日だからたくさんのランナーが走っているのが見えます。
「きっとこちら側で走りたかったのだろうな・・・」
わざわざ今日に皇居ランをしているランナーの
諦めきれないそんな気持ちが痛いほど分かります・・・。

すでに8キロ地点通過。
慣れ親しんだ?東京国税局の前です。
まだまだ余裕です。

Teikokuhotel

 


皇居を眺めながら走っていると、もう日比谷です。
日比谷通りを右折すると10キロ地点通過。
なんと1時間4分18秒。
調子も悪くないのですが、ゆっくりペースでかなり遅く
少し焦ります。


「日比谷通りに入ったら折り返してくるエリートランナーを
楽しみにしてください。」

とガイドブックには書いてありましたが、スタートから1時間20分も
経過していると、川内選手はとっくに通り越していました。

Hibiyapark

 


日比谷公園で応援の方が踊っています。
うれしいですね。

東京タワーの見える芝公園へ。
地方から来た人はこの東京タワーが観光名所らしいのですが
私はもう見慣れてあまり感激しないのですね。
実は正直いうと、まだ一度も登ったことがない。

それより芝公園の思い出が蘇りました。
開業してまだ数年の頃、ある企業再生を手がけていました。
その会社の本社が芝公園にあり、
毎日のように通っていました。

あの頃、その社長と喧々諤々深夜まで議論していた(飲んでいた?)
飲食店が目に入りました。
「懐かしいな・・・」
でもその会社があったビルは取り壊され、
きれいなオフイスビルになっていました・・・。

感傷に慕っているうちに泉岳寺駅です。
このあたりに、野村証券の高輪研修センターがあります
もう30年近く前になりますが、この時の厳しい研修で、初めて簿記を教わりました。
いうならば税理士を目指すきっかけとなった研修です・・・。
(詳しくはこちら

 

なんだか「東京」という思い出に浸りながら走っていると
泣きそうな思いになってきました。
気がつくと品川で、もう15キロの折り返し地点になっていました・・・。




東京マラソン完走記 その5


15キロ地点で1時間36分06秒。
実は目標の4時間30分で走るためのペース表を持って
走っていました。
ペース表から、予定より1分くらい遅い程度。
まだ焦るほどではなさそうです。

品川駅の近くで家族の応援を受けます。
こういうところが東京マラソンの良いところですね。
応援する人も行きやすいいですから。
やはり家族から応援を受けると、勇気と元気が出ます。
ペースを少し上げ、遅れを取り戻そうとします。

日比谷に戻って銀座方面に右折するともう20キロ地点。
2時間7分57秒。
なかなか遅れを挽回できないようです。

Ginza

 


ようやく銀座四丁目の交差点。
やはり、東京人としてここを走ってみたかったのですね。
また歌舞伎町と同じように「昼間の銀座」を見たのは何年ぶりでしょうか??
20年も前のバブル全盛の頃、毎晩のように来ていました・・・。
ただ今や新しいビルも多く、あの頃とかなり街の雰囲気が違ったような・・・。

でも大観衆から声援を受けテンションも上がります。
本当にこの場所を走ることこそ、「東京マラソン」の醍醐味でしょう。


銀座を抜けると、京橋、日本橋へと続きます。
日本橋はあの野村証券の本社のあるところ。
本当に懐かしい街並みが続きます。

日本橋の交差点が見えてきました。
角にある「日本橋コレド」。
今やここは日本橋の新名所ですね。
昔は日本橋東急があって、毎日のように昼食に行っていました。
交差点を曲がると、東西線からの出口があります。

Cored

 


ここです。
あの頃、毎朝7時にここを出て、毎日のように
ここから終電で帰っていました・・。
あの頃の自分がその階段を上ってくるような感じがしました・・・。


日本橋コレドを過ぎると野村証券本社が見えてきます。
慌ててシャッターを切りました。

Nomura_2


東京マラソンを走りながら、野村証券の本社の写真をとるランナーは
私がきっと初めてでしょう。
よくいった有名な「たいめいけん」も写っていまね。


なんだか、また感傷に慕ってくると、うるうる来てしまいました。
こんなランナーは少ないのでしょうか。

なんだか「東京という思い出に浸るラン」になってきました・・・。




東京マラソン完走記 その6


日本橋を過ぎると茅場町です。
このあたり証券会社の「メッカ」。
開業当初、知り合いの証券OBに「仕事探し」で日参したところでした・・・。
でも、昔話ばかりしているとなかなかゴールしないので!先に進めます。


茅場町を左折すると浅草方面へ。
浜町のあたりをまた左折すると、もう25キロ地点です。

すでに2時間40分経過。5キロのラップは32分48秒。
だんだんペースが落ちてきています。
このあたりで4時間30分切は若干諦めだしていました・・・。

正直25キロからがキツカッタ・・・。
言い訳は言いたくないのですが、やはり先週の青梅マラソンの
ダメージが残っていたのでしょうか・・・。
それといい加減なアップも後悔しました。準備不足で
靴の紐が少し緩んでかなり走りにくいのです・・・。


浅草橋の駅を越えてくるとスカイツリーが見えました。
これは感動しました。
また正面に浅草寺が見えてきます。

Sensouji


応援も多く元気が出るところ。
ここも東京マラソンならではのスポットでしょう。

走りながらスマホをチャレンジです。
何枚か写真をアップしていますが、これ結構気を使って
撮っているのですね。
スマホを頭の上か、もしくは胸の前で「適当に」撮っています。
目線を前のランナーから外してファインダーに覗くと
かなり危ないのです。
実は、急に写真を撮ろうと立ち止まるランナーも多かったですが
これはやはりマナー違反ですね。

浅草寺を右に曲がると、スカイツリーとアサヒビールの有名なビル。

Skytree


これは絶景です。
本日のベストショット。これは素晴らしい!!




東京マラソン完走記 その7

Dsc_0288


スカイツリーを過ぎたあたりで28キロ。
実はそこからの写真はないのですね。
もう写真撮っている余裕もなくなっていました・・・。
キツイ・・・。

しかも、予想より気温が上がってこなくて、走っていても寒いのです。
スピードが出てればそれなりに暖かくなるのですが、
失速していると、かなり体温も下がってきます。
聞いた話ですが、マラソンでよく「低体温症」で離脱するという
こともあるそうです。


ようやく30キロ。
3時間16分58秒。
先週の青梅マラソンよりタイムが悪くなっています。
走る前は
「青梅マラソンはアップダウンがキツカッタから、平地の東京マラソンなら
30キロで3時間10分は切るだろう。調子が良ければ3時間くらい?」
そう強気に思っていたのですね。

よく「マラソンは30キロから」と言いますが、
まさにその日は感じました。
実は30キロあたりから、歩き出すランナーが増えてきました。
ただそれも、急に立ち止まって歩き出す人も多く、
これはかなりマナー違反ですね。結構あぶないのです。
周りもペースが落ちてきているので、自分がそれほど遅く感じられない
くらいです。
東京マラソンで初フルマラソンの方も多いと聞きますが、
そういうビギナーの方も周りにいたのでしょうか・・。
(私もビギナーですが・・)


33キロ。手元の時計で3時間40分です。
1キロ8分もかかっています。
33キロ地点というと先月の館山若潮マラソンを思い出しました。
館山では33キロからが海岸線を走るラスト・コース。
いつもは残り8キロを1時間ちょっとかかります。

「先月は33キロ地点で確か3時間47分だったからまだまだ・・」

自分にそう言い聞かせます。
理屈では残り8キロをキロ6分で走れば、目標の4時間30分を切れますが
残念ながらその余裕はまったくありませんでした。

「でもなんとか4時間48分の自己ベストを切ろう!」

そう思って奮起したときに、また銀座の大観衆が目に飛び込んできました。
すごい声援です。


観衆とハイタッチして楽しんでいるランナーも多くいました。
着ぐるみのランナーは、皆から大声援です。

東京マラソンは決してタイムを競うマラソンではないのですね。
やはり楽しむマラソンなのです。

銀座の大観衆からそう教えられました・・・。




東京マラソン完走記 その8(ゴール)


また銀座四丁目の交差点を左折して築地方面へ。
東銀座から築地のあたりも大観衆です。
疲れはかなり感じてはいるものの、大声援でまたテンションが上がります。
でも観衆とハイタッチする余裕も正直なかった・・・。
このあたりで35キロ。 3時間56分56秒。
30キロから35キロのラップが40分近くかかっています。

36キロあたりで難所の「佃大橋」
東京マラソンでは、ほとんど登りがないといわれていますが、
唯一この佃大橋が登り。
でも事前に、館山若潮マラソンの30キロ地点の急坂と
青梅マラソンの22キロ地点の上り坂を経験した私としては
それほど大したことはなかった・・・。
歩いている人も結構いましたね。

でもこの佃大橋は当然ですが、両サイドにまったく観衆はいません。
急にさびしくなるのですね。
しかも風がもろにあたってけっこう寒いのです。
この時、気温の読みを間違ったことに若干後悔しました。
最高気温11度予想ということで、薄手のウエアだったのですね。
寒さに震えながら、疲れた足で橋を上りましたが、
橋の中に立って応援してくれるスタッフが本当にありがたかったですね。
多分、東京マラソンのスタッフの中で一番キツイところではないでしょうか。
それでも一心不乱に応援してくれていました・・・。
その応援にもう涙が出そうになりました。


月島駅を抜けていくともう豊洲です。
高層のマンション群が見えてきます。
ようやく38キロ。
あと最後の4キロ、力を振り絞って走ります。

途中でボランティアでコーラを配っている人もいましたし、
何よりも感動したのは、39キロ地点あたりで、大声で
「ワッショイ!ワッショイ!」と応援している警察官がいました。

「こんなお巡りさんがいるのか・・・」

もう、疲れも忘れてうれしくなってきました。
40キロを過ぎると、テニスの聖地「有明コロシアム」が見えてきます。

「あともう少し」

でも何だかこのあたりから不思議な思いに駆られてきました。

「ああ。もう東京マラソンが終わってしまうのか・・・。もっと走っていたい。」

こんな気持ちになったのは東京マラソンが初めてでした・・・。
有明駅を過ぎると、ゴールの東京ビッグサイトが見えてきます。
ここでもまた大観衆。でも正直最後はもうろうとしていました・・・。

ようやく感動のゴール!!
記録は4時間53分24秒!!

Gool

 

(応援ありがとうございました。東京マラソンシリーズ おしまい)

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