その1 10分でできる確定申告


さあ!いよいよ今日から確定申告スタートですね。

「税理士ブログ」らしく、こういう時こそ税金ネタを
アップしましょう。
いつも走ったり囲碁を打ったり遊んでばかりではありませんから。

 

ではここで、いつもの「ふるさと納税ネタ」で登場していた
川内勇気さん(仮名)にご登場願いましょう。

マラソンの速そうな名前ですね。
年収は600万円のサラリーマン。
専業主婦と3人の小学生がいると想定です。

 

マラソン好きの川内さんは東京マラソンに毎回お応募しながら
一回も当選していませんでした。
そこでついに今回チャリティー枠で出場することにしたのですね。

チャリティーは寄付金控除ができるのです。

ここで確定申告なのですが、仕事が忙しくて税務署に行く暇が
ありません。
25日の東京マラソン本番を前に時間がないのでネットで申告することに
決めました。


では川内選手と一緒に申告してみましょう。
大丈夫です。
題して


「10分でできる超簡単確定申告」


まず、用意するものは二つだけ。
源泉徴収票と寄付金控除の証明書です。

これを用意してパソコンを前に座ります。
まず検索サイトから
「国税庁 確定申告」で検索です。

当たり前ですが、

「国税庁 森友」ではありません・・・・!?。


「確定申告作成コーナー」が出てきました。

これです。

 

101

 

 

作成開始をクリック!


102_1

 


まず第一関門。
「書面提出」を選んでください。
もちろん、e-TAXでもできます。
まあ、あまりここで批判的なことはアップできませんが、
いろいろ面倒です。
マラソンと同じでここはタイムにこだわります。
川内選手は忙しいのです・・・。


102_2

 

 

B、C、Dはここは何も考えずチェックです。
E 次へクリック。


103

 


F ここは当然所得税をクリック。

104_1

 

 

G サラリーマンですから左をクリック。


104_2

 


さあ!アップは終了。

さすが川内選手!
スタートダッシュはさすがに速い。ここまで1分。

 

ここから一気にスパートします・・・。(つづく)




その2 前半はだれでもサクサク


すみません。川内選手が青梅マラソン走って
大事なお話が遅れてしまいました・・・。


さあ!少しスピードアップします。


1051

 

 

Iここは下をチェック
J生年月日です。

1052

 

L給与のみ

このあたりはサクサク言ってください。


1053

 


N通常の方は、勤務先は一か所で年末調整は済んでいるはずです。


1061

 


O「寄付金控除」にチェック。

 

1062

 


R ここで前半の難所?「源泉徴収票」です。
あまり見慣れないものですね。
自分の年収が分かるものです。

「何だ。俺はこれしかもらっていないのか・・・」

なんて落ち込まないで先へ進んでください。
何も考えず、この色通りに数字を書き入れてください。

 

1071

 

 


21 川内選手は小学校のお子さんがいますので、
「16歳未満の扶養親族がいる」にチェック。
22住宅取得控除を受けていれば、これもそのまま書き写すだけ。

 

1072


24勤め先の住所、会社名をこれも書きいれてください。

 


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1082


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28また「寄付金控除」をクリック。
ようやく寄付金控除に到達ですね。


ここまでで5分経過。
多少数字を入れるところにとまどいましたが
川内選手さすがに速い。




その3 寄付金控除が一番の難所


たぶんこれまでで普通の方なら5、6分でしょう。
あとはラストスパートです。
マラソンでいえば40キロ通過、あと残りの2.195キロくらい。

1091

 

 

でもここが一番難しいところではないでしょうか。
何も考えずに寄付金の控除証明書に書いてあるものを
入れてほしいのですが
迷う方が出るはずです。


29 寄付年月日はそのとおり入れるだけ。

30 寄付金の種類 これが問題です。

「寄付金の種類?何だこれ?」

まず分からないでしょうね。
「国に対する寄付金」から始まり8種類の
プルダウンリストがあります。

「どれだよ〜?」

まず迷うでしょうね。

東京マラソンの寄付金は、通常は下から2番目の
「公益社団又は公益財団等に対する寄付金」だと思います。

 

ここで東京マラソンが指定する寄付先の15の団体を見てみましょう。 こちら
東京マラソン財団の公式HPからです。

Photo_4

 

 


こんなにあるのですね。
ほとんどが「公益財団・・・」、「認定特定・・・」ですね。

ただここで気が付くかもしれませんが、
(まず普通の方は分からないはず)
「一般財団法人東京マラソン財団」は「一般財団法人」ですし、
「東日本大震災復興支援事業」は、財団法人でもでもなんでもないですね。

これ今回この寄付金控除研究して分かったことですが
ここが問題点なのですね。

公式HPのチャリティランナー募集のサイトです。こちら

Photo_5


「ただし、『スポーツレガシー事業』ならびに『東日本大震災復興事業』への寄付は
寄付金控除対象外です。」

 

ここにこう「衝撃的な事実」出ていますね。


「スポーツレガシー事業」とは一般財団法人東京マラソン財団が
行うものです。
表の一番最初にあるので、これに申し込む人も多いのではないでしょうか。
2月22日現在で39,642,000円も集まっていますね。
また「東日本大震災支援事業」も2月22日現在で41,115,000円も
集まっています。

「東日本大震災支援事業に寄付しても寄付金控除できないの?」

こう怒る方もいるのでしょう。

寄付金控除と寄付金税額控除ができるものは
内閣府の作成している表が分かりやすいです。こちら
抜粋すると

Photo_3

 

 

こういうことです。
「公益社団・財団法人」か「認定・特例認定NPO法人」にのみ
限られるということです。
「一般財団法人」など該当しないところへの寄付は対象とならないのです。


ここは一般の方々には分かりずらいでしょうね。
正直このあたりは、クレームがきてもおかしくないところでしょう。


ここまで説明して、もしガッカリしてしまった方いらっしゃったら
「東京マラソン財団になりかわり」?お詫びします。
すみません・・・・。




その4 条例により指定された寄付金??


昨日説明したところで、もう一点分からないであろうと
思うところがあります。

「公益社団又は公益財団等に対する寄付金」という
ドロップダウンリストを選ぶと

寄付金の種類


次のいずれに該当するか選択してください。
なお、寄附をされた公益社団法人又は公益財団法人等が条例で
指定されているか分からない場合は、お住まいの都道府県・
市区町村のホームページによりご確認いただくか、
各都道府県・市区町村へお問い合わせください。


  (1)住所地の都道府県及び市区町村の両方が条例により指定した寄附金
  (2)住所地の都道府県のみが条例により指定した寄附金
  (3)住所地の市区町村のみが条例により指定した寄附金
  (4)住所地の都道府県及び市区町村の両方で条例により指定されていない
寄附金、又は不明な場合

 

 


「なんだこれ?」


必ず迷うでしょうね。
ここで迷うと必ずタイムロスですね。

川内選手は何度も書いている通り忙しいのですね。

「分からない場合はホームページで確認しろ!」
「各都道府県と市区町村で問合せしろ!」


何て本当に不親切ですね。
ここで悩んでタイムアウトする人もいるのではないでしょうか?


「東京都 条例指定 寄付金」

で検索ですね。
「東京都の条例指定寄付金一覧が出ています」 こちら

公益財団法人・社団法人はなんと2252件もあります。
大方の公益法人等はこれに入っているのではないでしょうか。

2番目の
公益財団法人ドナルド・マクドナルド・ハウス・チャリティーズ・ジャパン

3番目の
公益財団法人スペシャルオリンピックス日本
の名前が出ていました。

寄付金額100,000円
を入れて、その公益財団等の住所、名前を入れれば簡単です。

 

因みに名称は28文字が上限ですから、
公益財団法人ドナルド・マクドナルド・ハウス・チャリティーズ・ジャパン
は入りませんでした。

この画面だけが落とし穴です。

「10分でできる東京マラソン寄付金控除」

を制限時間クリアするには
この画面のタイムロスをいかに防ぐかが最大のポイントです・・・・。






その5 何と!4万円も還付!!


川内選手の大事な確定申告の最中でしたね。
青梅マラソン走ったり、東京マラソンで設楽選手が日本最高記録を
出したりして大変失礼しました。

東京マラソンにチャリティー枠で出場した川内選手が
還付申告するのでした。


_1

 

 

さて前回の画面で少しだけ悩んだとは思いますが、
寄付した日付と金額10万円を入力して終了。

ここまでで約7分。
あと3分で一気に終了させます。

_2

 

 

ここで税額控除の金額が出てきます。

「税額控除って何?」

と悩まないでください。
税金から引ける金額なのですね。
ココ説明するとまたややこしくなるので飛ばします。


39,200円引けるのです。


_3

 


ハイ!本日のハイライトです!
還付される金額がナント! 40,006円!!

本当に4万円も返ってくるのですね。

 

この画面、実は今朝国税庁の「確定申告コーナー」から
プリントアウトしたものですから間違いありません。

「何だよ!4万円も返ってくるのなら10万円払って
東京マラソン走ればよかった!」

こう、本当に本家の川内選手が思っているかもしれませんね。

「走っていれば1億円獲得できたのに・・・・」

川内選手に教えてあげればよかったですね。


どうして39,200円ではなく4万円かというと
復興所得税があるからなのですね。
全ての納税者が2.1%かかっているのですから。
39,200円に2.1%のせると約4万円になるのですね。

そうなのです。

「東京マラソンのチャリティーランナーは4万円税金が戻るのです!!」




その6 後は簡単!来年のための裏ワザ!


さあ!制限時間(!?)10分まであと少し。
仕上げですね。

あとは個人情報と還付銀行の口座を入れるだけ。
パソコン座る前に、自分の通帳を用意しておくと
さらにスピードアップしますね。

_4

 


16歳未満の子供がいるかどうか聞いてきます。
川内選手は3人の子供がいるのですね。
「あり」にチェック。
下の別居の親族はいないので「なし」にチェック。


_5

 

 

まず名前入れます。
世帯主が同じ場合は「氏名をコピー」がこれもスピードアップ。


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住所をキッチリいれます。
下欄は1月1日の住所が同じ場合は「同じ」にチェック。
簡単ですね。


_8

 

 

還付先口座入れます。間違わないように。

 

_9

 


今年から面倒なのかココです。
マイナンバーを入れる欄があるのですね。
これも家族分を事前に用意しておくのがスピードアップのコツ。

 

_91

 

 

ハイ。ここまでで印刷してオシマイ。
マイナンバーの入力にとまどわなければ10分で完成すると思いますね。

 

921

 

 

最後に「裏ワザ」!をご紹介しておきましょう。
画面最後のところで気が付くと思いますが
入力データを保存できるのですね。

これをパソコンのどこかに「忘れないように」保存しておいてください。
そうすると来年便利なのです。

 

最初のトップ画面に戻ると分かるのですが、
「過去の申告データ利用」
というのがあるのですね。
ということは来年このデータを復元させれば、
基本情報はほとんど入っているのです。

これで、この「裏ワザ」の意味お分かりになりましたか?
今年10分かかった方は間違いなく。来年は3分でできます!!

 

それと最後のプリントアウトした画面に出ていたと思いますが、
実は還付申告は1月1日からできるのですね。
もし元旦に郵送出来たら間違いなく1月中に4万円還付できますよ・・・。

2019年の東京マラソンもこれでバッチリですね。
来年東京マラソンを走ろうと思っている方は、
2018年のこの確定申告コーナーでデータを作成しておいて
保存しておけば、来年そのデータを使えるのです。

2019年の元旦にサクサクできて、そのまま郵送できますね。
何だか来年の東京マラソンが楽しみになりましたか。
来年東京マラソンでぜひお会いしましょう!!


(ガンバレ! 東京マラソン寄付金控除・シリーズ 
  おしまい)









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