その1 エントリー完了!
さあ!いよいよですね。
待ち遠しいので、仕事を終えた夕方、事前受付初日に東京ビッグサイトまで
行ってエントリーしてきました。
ヤル気満々の顔です・・・。
平日のせいか割と空いていましたが、やはりいました。
やる気満々のランナー達。
今回はナンバーカード引換の厳重な本人確認の上、
「セキュリティリストバンド」の装着。
「マラソンウオッチは左手に付けますか?」
と確認され、そうだと答えると、
「では右手に付けてください。」
これは厳しいセキュリティチェックですね。
あと当然ですがこれをつけたままお風呂にも入れます。
ただ寝るときにちょっと気になりますね・・・。
まあ東京マラソンを安全に走れるのですから良いですか・・・。
ANAのブースに立ちよりニッコリ!
各スポンサーのブースに立ち寄ると、いよいよかと気分が盛り上がりますね。
なかなか楽しい会場でした・・・。
あと今悩んでいるのは、レース中、どこのトイレに立ち寄るか・・・。
湘南国際マラソンではトイレのタイムロスが15分あって、
あれには閉口しましたからね。
東京マラソンもトイレ問題も意外に重要です。
以前のコースなら29.1キロ地点が超穴場でした。こちら
新コースとなってなんだかトイレの数が減ったような気もします。
20キロ〜30キロくらいで一度「休憩を兼ねて」トイレ行きますが、
タイムロスはせいぜい2分くらいに抑えたいですからね。
公式HPで穴場トイレの物色中。
男性用の仮設の置いてある「21.2キロ地点」、「26キロ地点」、
「31キロ地点」に狙いを定め、当日の走りによって変えるつもりです・・・。
ここ数日は走らず体を休め、「カーボ・ローディング」
本当に楽しみですね。
頑張ります!!
(東京マラソンまであと2日!)
その2 ついにスタート!
さあ!ついに「2月26日」です。
またやる気満々の私・・・。
朝5時には起床。
前日から用意したお手製の「麻婆どんぶり」をガッツリ食べます。
6時半頃には家を出て新宿へ。
やはり、東京マラソンは地の利があります。
7時過ぎに新宿に着きましたが、4年前お世話になった東京工科学院に
行ってみるとなんと閉まっています。
もうそんなサービスはしなくなってしまったのでしょうか・・・。
仕方がないのでそのまま受付へ行きます。
しかし、これは結果的に良かったのですね。
この写真みてください。
私が指定されたのが「ゲート1」。この長蛇の列です。
ゲートでセキュリティバンドの確認をされた上で、
さらに手荷物検査。ここでペットボトルの回収です。
結構厳しいセキュリティですね。
このゲートを通過するまで10分以上。
やりすぎかもしれませんが安心安全に走れるために
必要なのでしょう。
個人的にはフルマラソンは今までペットボトル持って走るのが
常でした。
何となく水を持っていないと不安で・・・。
すると都庁の中でポカリのゼリーを配っていました。
余裕を持って来場したつもりですが、意外に時間がありません。
「8時30分までに荷物を預けてください!」
何度もアナウンスされます。
「8時45分にはゲートが閉まります!」
結構焦らされます。
慌てず、まずトイレへ。
ここで「プチ情報」。中央公園の男子トイレはかなり空いています。
男子トイレの前に共用のトイレの長蛇の列があるので、
列の向こうにある男子トイレの場所が分からないからなのでしょう。
8時40分へ指定されたGブロックへ。
あれよあれよでスタート時間9時10分。号砲です。
また例によって紙ふぶきは見えず。
ゆっくり行進していると、また有森裕子さんの叫び声が聞こえました。
この方すごいですね。
実はゴール前でも叫んでいました。
さあ!スタート。
今や時の人、小池都知事です。
この写真でタイムロスの時間が分かりますね。ほぼ11分です。
さあ!3度目の東京マラソン!!
「波乱万丈のドラマ」ついにスタートしました!!
その3 心から東京マラソンを楽しむ
スタートして、高層ビル街を抜け新宿大ガードを
くぐり抜けると歌舞伎町。
大群衆の中を走るのは実に気持ちがいい。
あっという間に1キロ。1キロラップ6分7秒。
前回のHブロックではまったく団子で前に進めなかったけど
さすがGブロックだと快調です。
2キロ地点。ここは2年前にボランティアで参加したところ。こちら
以前の場所に若いスタッフがポツンと黙って立っていました。
「もっと元気にランナーを盛り上げなければ・・・」
先輩面して、あの時を思いだしながらつい思ってしまいました。
早くも5キロ。
5キロまでで30分17秒。
スキップするかのように走りながら、ほぼ予定通りですね。
ここで税理士仲間の応援を見つけます。
やはり地の利がありますね。
飯田橋の交差点。
実はこのあたりに家族が大挙応援してくれていることに
なっていました。
走りながら応援の人を見つけるのは結構大変なのですね。
ややスピードを落としながら探します。
見つけました!
ランナーが家族を見つけると本当に元気になるのすね。
孫を連れた娘を見た途端元気に。
これこそ東京マラソンの楽しみ。
つい調子に乗って写真を一枚。
笑顔で楽しんでいるのがよく分かりますね。
神保町の手前で大原簿記学校を見つけました。
本当に懐かしい。
脱サラして1年間ここに籠って勉強していました。
早朝7時から夜9時に守衛に追い出されるまで
必死に夢を追っていた場所です・・・。
7キロ地点。
このあたり勉強に飽きると毎日散歩していたところ。
古本屋街の隅々まで知っています。
先日ご紹介した未来食堂もこのあたりですね。
走りながら「未来予想図U」が頭の中で流れます・・・。こちら
駿河台下の交差点。
皆バンザイしてるポーズですが
何しているか分かりますか?
交差点に西條秀樹のYOUNG MANが流れているのですね。
つまり、皆で音楽に合わせ「YMCA」のポーズをしているのです。
ランナーが皆走りながら踊っている・・・。
こんな楽しいマラソン大会は他にありませんね・・・。
その4 浅草までは絶好調!
神田駅を抜けて日本橋方面へ。
今回の東京マラソンで日本橋は楽しみでした。
日本橋というと野村證券の本社のあるところ。
思い出の場所ですね。
あの頃自分がマラソンランナーになってこの前を
走るなんてことは微塵も思わなかったかですからね・・・。
日本橋が見えてきました・・・・。
野村證券の本社も前で一枚。
今回のランナーで野村證券の本社の写真を撮っているのは
私くらいでしょうね。
あとから聞いた話ですが、野村證券の同期の社員が
大挙応援していたそうな・・・。残念!
10キロ通過。手元のラップで1時間1分34秒。
まずまず、楽しんで写真撮りまくっているからこんなもんでしょう。
ここで走友会の大応援団を見つけます。
やはりラン仲間とはいいものですね。
ここでも調子に乗って一枚。
楽しそうですね。
茅場町の交差点を左折すると、
右側にエチオピア選手の集団が見えました。
世界のトップスピードですね。
これは本当に速い。
写真を撮る間もなく、あっという間に
通り過ぎて行ってしまいました。
東京マラソンの楽しみはこれですね。
世界最速レベルと一緒に走れるのですから。
設楽悠太選手です。
この時は日本人トップ。これみて元気になりましたね。
次々と走り去る日本人選手。たまりませんね。
あれよあれよでもう浅草です。
ここからの眺めが好きですね。
アサヒビールのビルは私が脱サラした頃に
できたもの。
ここで送別会が開かれ、当時飲みなれないワインを
しこたま飲まされ苦い思い出のあるところ。
やはりこれが ディス イズ 東京マラソン!
この風景も大好きです。
このあたりまでは絶好調!
心から東京マラソンを楽しんでいました・・・。
その5 突然・・・
蔵前一丁目の交差点を左折し、いよいよ新コースですね。
このあたりまではまだまだ元気です。
新コースを走れる喜びを感じています。
蔵前橋を渡ったあと右折して両国へ。
江戸東京博物館ですね。
ただこのあたりから写真をあまりとらなくなってしまいました。
何となく疲れてきたのでしょうか・・・。
15キロ地点 1時間33分でしたが、
このあたりから1キロラップが遅くなってきています・・・。
両国を超えて結構アップダウンがあります・・・。
1キロラップ6分30秒前後。
厳しくなってきました。
ここ3か月で30キロを1キロラップ6分で4回も
走ってきたのに・・・。
正直走る前は、
「30キロをキロ6分。できれば35キロくらいまで
キロ6分で走れば絶対に自己ベスト更新!」
という作戦だったのですけどね・・・。
なかなか思うようにいかないのがマラソンですね。
早くも15キロ過ぎで軌道修正です。
20キロです。2時間5分38秒。
6分ペースが守れていません。
門前仲町を右折して富岡八幡宮前で折り返し。
ただ富岡八幡宮がよく分からなかった・・・。
ハーフ通過。
時計で分かりますね。2時間26分も経っています。
スタートのタイムロス10分引けば2時間16分・・・・。
あとこのあたりから寒かったせいか若干催してきました・・・。
思い切って気分転換に清澄庭園の公園のトイレに。
これは予定通りなのですが、
15人待ち。
タイムロス4分・・・・。
このあとさらに・・・・。
その6 急性足が前に出なくなる病!??
清澄公園で休憩した地点は21キロあたり。
このあと信じられないことが待っていました。
「急性足が前に出なくなる病」!?を発作・・・・。
正直原因不明です。
足や腹でも痛くなるのなら別ですが、
どうも動きが止まります・・・。
それでも「まあ一時的なものだろうと」とあえて
ここでしばらくランニング・ウオッチをあえて見なくして
ペースを考えずに走ります。
せっかくの東京マラソンですからね。楽しく走りたいです。
25キロ地点通過。ここでもあえて時計をみません・・・。
27キロあたり、ふと時計を見ると衝撃的な事実が待っていました・・・。
21キロの清澄公園から時計が止まっているのですね・・・。
ここでスタートからの時間が分からなくなってしまいました・・・。
まあ仕方ないのでペースだけは考えて走りますが、
「このまま走ったらマズイぞ・・・」
なんとなく気が焦ります。
銀座を通過します。
前回は大観衆の中走った記憶ですが、意外に観衆が少ない・・・。
30キロ通過。
時計を見て愕然。
右側に3時間42分とありますね。タイムロス10分引いても
3時半!!
「ついに自己ワーストか・・・」
それを考えるとさらに足が重くなります・・・。
「この大会の前に30キロ走を4回もしたのに・・・
どうしてだろう・・・」
結構精神的にもショックでした・・・。
31キロあたりで折り返して来るランナーとすれ違います。
右側の道路に「あと1キロ」の表示が見えました。
「折り返して来るランナーはこの時間なら皆サブフォーか・・・・。」
たまらなくうらやましく思えました。
日比谷通りに入ってひたすら重い足を前に出し続けます・・・。
それ以降写真撮る元気もなかった・・・。
今まで20何回も走ったフルマラソンの中で一番きついラスト10キロでした・・・。
東京駅に近づくにつれて大観衆が目に入ってきます。
ゴールが見えたときは涙が出るほどでした・・・。
ゴール!
キツイ42.195キロでした・・・・。
とにかく完走です。
完走メダルをゲット!!
記憶にないほどのタイム。
自己ワースト・・・。
来年10万円払ってでもリベンジしたいです・・・。