その1 前日は全国的な大雪
ついにこの日がやってきました。
しかし、ご存知のように金曜日からの全国的な大雪。
同日行われる、参加を迷ったあの「青梅マラソン」が
なんと大雪のために中止になったのですね。
これはラン仲間から早々教えてもらいました・・・。
前日の土曜日午前中から、東京を脱出。新幹線10分遅れで
「高校の修学旅行以来の」京都に到着。
しかし、京都は冷たい雨。
35年振りの京都ですので、前日受付の後、あちこち見て回って
みたかったのですが、あの「一澤帆布」をみただけで断念。
でも一度行きたかったところだったのですね。
数年前その52まで続いた「渾身のブログ」を書いたお店でしたから。こちら
本当に良いお店でした。
京都の台所、「錦市場」も見てから、「おばんざい」の有名店へ。
もうがっつり食べます。
当日の朝もホテルのバイキングで、またも「ガッツリ」
でも不思議なものですね。
こんなに食べても、マラソン前と後では体重が2キロ減っていまた・・・。
やる気満々で新京極競技場に到着。
もうランナーでごった返しています。
ブロック順はなんと「ブロックG」
A〜Fのスタート順の後ですから、なんとサブグラウンド。
この順番では「優勝は無理」ですね・・・!?
東北大震災の被災者のための黙とうのあと
9時スタート。
でも、なかなかスタートできません。
おかげで皆トイレにいく余裕すらあります。
寒い中40分も待たされたのですから、
まあGもかえって良かったかもしれませんね。
ようやくメイン競技場に入ってもノロノロ。
ようやくスタートラインに。
ゲストの陸上の朝原夫妻が、「私に頑張ってください」と
手を振ってくれたように「勝手に思って」ちょっと感激。
さあ!ついに憧れの京都マラソンスタートです!!
その2 仁和寺の和尚さんに感激!
西京極競技場をでて大観衆を駆け抜けると
四条通にでます。
ここでも大声援。本当に京都マラソンは応援がすごいです。
4キロぐらいまでは、もう「スキップでもしたくなるくらいに」
楽しんで走っていると、桂川にでます。
残雪の残る嵐山を見ながら走ります。
キレイですね。
5キロ通過。32分06秒。
いつもよりゆっくり目ですが、これは仕方がない。
Gブロックスタートですから、これ以上スピードは出せません。
ただ作戦として(言い訳?)、22キロ以降の坂がキツイいと
聞いていましたので、前半はスローペースで行こうと
最初から決めていました。
途中でビルの屋上から(屋根の上?)応援している人を何人も見ました。
熱烈な応援に感激します。
観光名所の渡月橋です。
もうボランティアの人に頼んでパチリ。
まあこういうタイムロスがなければ多分10分、15分は
記録は良くなるのでしょうけど、
もうすでに優勝は諦めていますから!?
7キロ通過。嵐山近辺です。
仁和寺に到着。
これはびっくり!お坊さんが総出で応援です。
東京マラソンで、浅草寺や増上寺通りましたけど、
お坊さんまで応援はしていなかったからですね。
このあたりで10キロ。1時間3分43秒。
龍安寺や金閣寺の前を通りますが、
残念ながら見えません。
神社の名前忘れましたけど、この大応援に元気をもらいましたね。
走っていて楽しいのですね。
この京都の方々の【おもてなし】応援が本当にうれしい!
その3 アンパンと八つ橋で元気に
15キロ。1時間36分22秒。
だんだん足が重くなってきました。
嵐山あたりから微妙にアップダウンが続いているのですね。
17キロ。ようやく賀茂川に出ました。
京都らしい場所です。
ここも一度走ってみたかったところなのですね。
でも18キロあたりから足が痛くなってきました・・・。
19キロでトイレ休憩。3分くらいのロス。
ついでにストレッチしてリフレッシュ。
でもこれが良かったのかもしれませんね。
結局その後足はゴールまで持ちました。
このあたりから急に腹が減ってきました・・・。
朝あれだけガッツリ食べたのに・・・。
中間地点到着。
2時間20分41秒。
いつもより遅いペースですが、これは作戦ですから・・・。
ここでうれしい出来事。
沿道の私設エイドからアンパンの差入。
この餡子たっぷりのアンパンが実に美味かった!
すきっ腹に甘い餡子!
ちょっと元気になります。
22キロ地点この辺りからいよいよ上りが始まります。
ついに京都マラソン名物「狐坂」
これは確かに急坂でした。
ただ感想を言うと、館山マラソンの30キロ地点や、
富士山マラソンの20キロ地点の
急坂に比べればそれほどでもないのかと・・・。
難所の狐坂を上り終るとうれしいことが待っていました。
エイドで「生八橋」!
これが本当に食べたかったのですね。
つい2つも食べてしまいました!
また元気が出てパワーアップ!!
その4 何とか5時間切り!
生八橋をゆっくり食べていると、5時間のペーサーが
通り過ぎているのが見えました。
「マズイ!」
京都マラソンは難コースなのは知っていましたが、
やはり5時間は何としても切りたかったのですね。
慌ててペーサーを抜き去ります。
勢いで、「狐坂」を一気に下ります。
このあたりは、館山マラソンで鍛えた
「山下りのスペシャリスト」!?
抜いたランナーを数えたのですが、
きっと200人くらいは抜いたでしょう!?
30キロ地点。3時間20分53秒。
5キロラップが32分台と少しペースアップ。
このあたりから賀茂川河川敷へ。ここも走ってみたかったところ。
京都大学の山中教授が颯爽と走っていたところですからね。
35キロ地点。3時間56分00秒。すこしへばってきました・・・。
でもこの羊羹がうまかった。
このあたりの私設エイドでまたアンパンをもらって感激。
40キロ地点。4時間33分04秒。4時間50分は切れそうです・・・。
でもここで折り返しが何度もあって結構キツイ。
有名な「大文字」
ついに平安神宮のゴール!
4時間47分32秒!!
その5 すばらしい!お・も・て・な・し!!
タイム的にはこんなものですか。
予定通り前半を抑え気味にして、後半に備えましたからね。
しかもストレッチタイムを2度ほどしたのも良かったかも。
何より結構楽しんで、写真撮りながら走りましたしね。(言い訳か・・)
では最後に京都マラソンの感想を。
やはり応援が素晴らしかかったのですね。
写真をもう一度アップしますが、
ゼッケン番号に「おれは男だ」と入れたのですね。(500円の有料)
ブログを長く読んでいただいている方には
お分りでしょうけど、1年前までは「おれは男だ」の
ハチマキして走っていましたからね。
実は申し込む時点では、「倍返しだ」のテレビはやっていなかったので
これにしたのですね。
しかし、応援する人はこぞって
「おれは男だ!ガンバレ!!」
皆これなのですね。
すばらしいシステムです。これは他の大会でもやってほしいですね。
それだけでなく、運営全般もすばらしい。
エイドも充実していましたし、スタッフ皆全員が一生懸命。
ゴミひとつ落ちていないキレイなマラソンコースです。
日本が誇る「世界遺産の街」だからでしょうか。
きっと京都の方々もそれを誇りにしているのでしょうね。
あと何よりも感動したお話を最後にご紹介。
前々日は京都も大雪。しかも前日もずっと雨でした。
当日の明け方まで小雨が続いたようです。
でもこの写真見てください。
賀茂川の河川敷です。
何事もなかったようですね。
実は、これだけの雪と雨で、賀茂川の河川敷はドロドロではないかと
ラン仲間と話していたのですね。
走ってみてびっくりです。何でもないのですね。
走り終ってネットで知ったのですが、
ボランティア・スタッフが、雨の中を夜通し、
スポンジで雨をすくっていたそうです。
このお話は本当に感激しました。
まさに、「お・も・て・な・し」の心。
ホスピタリティー溢れる京都人の心意気。
またぜひ京都を走りたいと思います。
本当にありがとうございました。
(おもてなしの 京都マラソン シリーズ おしまい)