遠くに筑波山が見える折り返しのコース。
22キロくらいまでは絶好調でした。
快調に飛ばしていたものの、異変は突然やってきました。
23キロ過ぎ、右側のハムストリングス(腿の裏側)が
ピクンときました。
「ヤバイ!」
やはり前半飛ばしすぎたか。気温が高かったせいもあり
ハムストリングスが攣りそうです。
すぐ道路わきに止まりストレッチ。
これもフルマラソン何度か走っている経験からですね。
無理して走り続けて本当に攣ってしまうと大変ですから。
ウエストポーチから塩を取り出して、水で流し込みます。
24キロのエイドで小休止。
アンパンを頬張り、水もたっぷり。
慌てずにさらにストレッチしながらトイレ休憩。
このあたりの数分のタイムロスは気にしないのですね。
でもそのあとペースが、ガクッと落ちました。
「またか・・・」
正直がっかりしました。
ランナーでよく言われる「30キロの壁」。
でも私自身「24キロの壁」があるのです。
いつもハーフくらいまでは調子よいものの、
24キロあたりからガクッときます・・。
25キロから28キロくらいが本当につらかった・・・。
つくばのコースはこのあたり、応援もなく寂しい所。
どんどん抜かれてテンションも下がります。
1キロのラップが8分もかかります。
ようやく29キロ地点
ここで名物の「お汁粉」。
これが楽しみでした。
この看板に笑えました。
ご存知中島みゆきの名曲「時代」
あんな〜♪ タイムもあ〜ったねと♪
きっと〜♪ 笑って〜♪ 話せるわ〜♪
お汁粉とともに、この歌が心にしみました・・・。
その4 自己ベスト更新!!
31キロ地点。
時間的はもう3時間30分。ハーフを過ぎてから
10キロを80分もかかってしまったことになります。
このまま残り11キロを90分もかけたら5時間!
頭の中は中島みゆきの「時代」が回っていました・・・。
ここで、ボーイスカウト姿の少年を見かけました。
ボランティアでランナーにコーラを配っています。
実は昨年も見かけたのですが、取る余裕がまったくなかったのと
コーラの炭酸で胸焼けしそうで遠慮したのでした。
口に入れてみると実にウマイのです。
このコーラで俄然元気がでました。
「何とか自己ベストを出そう!」
このコーラのおかげで、やる気のスイッチが本当に入ったのです。
手に握りしめていたスマホをポーチにしまいこんで
本気モードです。
やはりマラソンはあきらめたらダメなのですね。
32キロから35キロくらいまでなんと6分そこそこのペース。
どこにこんな力が残っていたか不思議でした。
36キロ地点。残り6キロ。時間は4時間10分。
キロ6分で走れば・・・キロ7分なら・・・
頭の中で計算します。
4時間40分台でなんとか・・・。
もう必死でした。
ようやく筑波大学の構内に入ります。
残り3キロ。
エイドに寄る時間ももったいないので突っ走ります。
あと2キロ・・・1キロ・・・・。
不思議と全速力で走れました。
感動のゴール。
ゴール後ドリンクをもらうと、グランドの芝生に倒れこみました。
両足が攣りそうで、しばらく動けません。
寝転んで見上げる青空。
こんな青空見たのは何年ぶりでしょうか。
全力を出し切った充実感でもう胸が一杯・・・。
マラソンの喜びを再発見した瞬間でした。
それと大事なことも悟りました。
「20キロの壁」とか「30キロの壁」なんて
結局壁を作っているのは自分自身なんだと・・・。
(つくばマラソンシリーズ おしまい)
応援ありがとうございました。
「少しだけ」ですが自己ベスト更新!!
本当にコーラをくれた少年。ありがとう!!














