その1 もしドラの二番煎じか


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かなりショッキングなタイトルですね。
著者は本当に高校生。椎木里佳(しいきりか)さん。
1997年生まれですから間違いありません。

この方何と中学校3年生で会社を創業したのですね。
実はテレビで何度か見たことあり、

「こんなかわいい顔していて、会社の社長?
ウソだろ〜?」

ずっと思っていました。
それでこの本を見た途端にまた衝動買い。
でも真面目なお話なのですが、高校生でも社長名乗る以上、
何か学ぶことがあるのかと・・・。

「採長補短」(さいちょうほたん)という4字熟語がありますね。
人の長所だけ取り入ればよいのですね。
相手が女子高校生であろうと関係ありません・・・。


今どきの女子高生の考え方が分かって面白いですよ。
まさに、
「へ〜!!」
という本ですね。



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ずいぶん前ですが、女子高生がドラッガーを語る本があって
大ベストセラーになりましたね。
あれの「二番煎じ」なのかなとは思います。
表紙も何だか似ていますね。


しかし、この女子高生の親がなんと東証マザーズの上場企業の社長さん。
その社長が実の娘に経営を語るという奇抜な構成・・・。


とにかく中学生を社長にした仕掛け人が、この方なのですね・・・。





その2 フラッシュアニメで大成功



それで本当の作者はその父親の椎木隆太氏。
1966年(昭和41年)生まれ。50歳。
株式会社ディー・エル・イー代表取締役。


1991年(平成3年)にソニーに入社後、
シンガポール、ベトナム駐在を経て10年後の2001年(平成13年)退社。
同社を設立し、2014年(平成26年)に東証マザースに上場させています。

 

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何をやっている会社かというと、アニメの会社。
申し訳ないですが、この本読むまでまったく知らなかったのですが、
「鷹の爪」や「パカパカパンツ」というアニメらしいです・・・。
しかし、ゼロから会社を興し、わずか15年で上場企業までに
育て上げたのですから経営者としてはなかなかの手腕ですね。


娘の若手経営者?に経営を教えるという筋書き。

 

でも高校生が


「ネットが普及したことで働き方も変わるよね。」


などと


「高校生がこんな突っ込みを入れるか!」


というところが、どうもわざとらしく非常に気になりましたが、
まあそのあたりはこの父親とこのゴーストライターの考えということで
読み飛ばせばいいのでしょうけど・・・。



しかしこの父親は少し変わった方ですね。(失礼!)
まず自分の娘が中学三年生のときに会社を設立させます。
ものすごい英才教育ですね。


ところで女子高生が経営しているという「株式会社AMF」という会社。
何をやる会社かというとマーケティングサポート。


事業内容はともかく、「女子高生社長」ということで
メディアの露出がハンパないですね。

「こんなかわいい顔して社長?」

これがウリ・・・。





その3 学生ベンチャーのバイブル?


この本は、学生起業を賛美する内容なのですね。
この父親は確かに上場企業の社長ですが、
成功するまで結構キワドイ勝負もされていますね。


ソニーを退社して、最初「海外向けの週刊マンガ」を立ち上げます。
自らも2000万円出資して・・・。
でも突然解任されて干されてしまいます・・・。


3年ほど悶々としたのち、この会社を立ち上げたのですね。
しかも「フラッシュマンガ」という新しい分野。


このフラッシュマンガというのがオジサンには今一つ分からないのですが、
彼曰く「QBハウスに似ているビジネス」。


QBハウスってわかりますか?
10分1000円の安売り床屋。



何だか分からないようなたとえかもしれませんが、
「制作に1000万円かかっていたテレビアニメシリーズを
何十万とか何百万でやってしまう・・すれがフラッシュアニメ」


それで制作した前述の作品が大ヒット・・・。
勢いで上場してしまう。


「こんな簡単に上場なんかできるか!」


そう思ってしまいますね。
まあこの社長は最近、「東京ガールズコレクション」を買収して
事業展開を図っています。
何となく娘のやっているビジネスに結び付けてきていますね。

Tgc

 


「東京ガールズコレクション」もご存知ですか?
今月代々木で19日に行われるのですね。こちら


女子高生が無理にドラッガーを勉強するより、
こっちの方が自然でしょうか・・・。




その4 狙うは寅さん?

ではなぜ東京ガールズコレクション(TGC)を買収したか?


こういうくだりがオジサンとしては勉強になるのですね。
この椎木隆太社長は私とそれほど年が変わらない「オジサン」なのに
結構発想が若いのですね。なるほど!と思いました。



「熱狂を作るため」買収したのだそうです。


昔は「紅白歌合戦」や「力道山」などまさに国民全体が
熱狂することが多かったけど、現代はまったく少なくなっているのだと。
確かにそうですね。
でも国民全体を視野に入れるのではなく、


「狭くてもいいから熱狂を作る」


これを狙っているのだそうです。


TGCは17歳から23歳くらいまでの若い女の子が
熱狂しているのですね。
ターゲットは300万人。その前後まで含めると500〜600万人。
それをターゲットにしていると考えたら
それを取り巻くアパレル業界などに対しては、
なかなかのビジネスですからね。


ただ、イベントもビジネスも一時的に売れてもダメ。
継続させることが大事なのだそうです。まあそうでしょうね。
TGCももう21年も続いているのだそうです。
これは知りませんでした。


Torasan

 


それでこの椎木隆太社長がビジネスで目標にしているのは
「寅さん」
これだけ国民に長く愛され続けた役者さんはいませんからね。
多少たとえが古いですか・・・。


でも、なかなかこの社長は若いのだか年寄りだか、
正直捉えどころないのですが
なかなかビジネス・センスはしっかりしています・・・。





その5 起業開業の入門書



オヤジがいつまでもガールズコレクションなんかを熱く語っても
しかたがないのでそろそろまとめましょう。


この本は要するに女子高生を題材にした
「若者向けの起業開業のための入門書」なのですね。


日本の企業の多くは「同業での起業」です。
いわゆる前の仕事と同じ業種で独立開業という言うことです。
美容室が独立して美容院をやって、前のお客様をそのまま持って
いっただけみたいな。


それではダメなのだそうです。そうかもしれないですね。
中国やアメリカは、まったく違うビジネスを立ち上げます。
新しいことにチャレンジすることこそが「起業」なんだと。


でもこの椎名隆太社長は当初「海外向けのマンガ雑誌」をやって
大失敗したのですね。
なぜなら、危機感を感じた巨大資本の大手出版会社につぶされたからなのです。


その経験からか、非常に良いことを言っています。


「同一のビジネスモデルで、より大きな資本が入ってきたら、
どうやって自分たちを守るか。」


これは大事なのでしょう。
そのためには、「スピードを重視する」、「著作権や特許で守る」
などなど・・・。


つまり、「大企業が絶対真似できない、あるいは真似すると損するような
ビジネスモデルを生み出すということ。」


これこそがベンチャービジネス・・・。



どうでしょうか。何か参考にしていただけたら幸いです。





(ガンバレ!カリスマ女子高生シリーズ おしまい)

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