その1 本当に小山ファンです


読書の秋でまた本を読みまくっていると、どうしても取り上げたい本が
ぞくぞく出てきました。
まずはこれ。


見える化


小山昇さん。有名な経営コンサルタントですね。
たくさん本もお書きになっています。
この方は講演会もよくやっていらっしゃるのもご存知ですか。
年間120回もセミナーをやっているそうです。


自分の会社の経営をやりながらですから、そのこと自体すごいことですし、
赤字経営の会社を年商35億円まで育て上げた実績からの
コンサルはかなり説得力あることだと思います。


もう7、8年前のことでしょうか。私が開業して数年たってあれこれ
試行錯誤していたときです。
ちょうど東京税理士会の研修講師になったときでもありました。
「本当の経営コンサルタントはどうやって指導しているのだろう?」
「売れっ子の研修講師とは、どんなセミナーをやるのだろう?」


それを知りたくてこの方の講演会に出席してみました。
確か1時間半ほどのセミナーだったのですが、会費はなんと1万5000円!
もう「売れない」演歌歌手のクリスマス・ディナーショウの値段ですね。


「人気コンサルタントはこんなに高いのか!」
その値段だけでかなり感動しましたが、その当時はどうしても
そのノウハウを知りたかった訳です。


でも確かに出席してみて感動しました。
この方の話し方というのは流石です。本当に聞き手を飽きさせません。
その後の研修講師としてのかなり参考になりました。
高い値段の価値は確かにありました。


その後この方の出される本はほとんど買っています。
それで今回この本を取り上げた次第ですが、内容は
「小山ウオッチャー」としては、実はほとんど聞いたことのあるネタです。
結局は焼き直しがほとんどなのですが(内緒・・)
またこの題名のつけ方と内容の簡易化に、「出版のベストセラー化」を
垣間見るような気がします。


やはり私はこの「小山節」は好きです。
経営ノウハウを分かりやすく伝えてくれます。
顧問税理士として中小企業をどう指導するか参考になるし、
考えながらよく読みます。


秋の夜長に、この本を読んで、自分の経営を見えるようにしましょう・・・。





その2  経営計画を作ろう  

まず最初に、この小山さんが必ず言う「持ちネタ」から。


「経営計画書を作ろう!」
これ小山さんの大方どの本でも言っていますね。
これを理解すれば小山さんの主張の大筋を理解できます。
昨日申し上げたセミナーでもこのお話に終始していました。


ただ経営計画書を作ろうという話は、この小山さんが発案ではないと
思いますが、この経営計画書にかなりのエネルギーを使っていますね。
それだけ効果があるということなのでしょう。


本の副題のとおり、
「9割の社長・幹部は自分の会社のことを知らない」
そうです。
確かにそうでしょうね。
日頃多くの中小企業の経営者に接していますが、
まずこの自分の会社のことを冷静に分析する機会は
少ないのではないでしょうか。
だからこそ、
「年に一度、経営計画書を作ることによって、己を知ろう!」
ということなのでしょう。


実は、この経営計画書を作るセミナーは小山さんに限らず
全国各地で行われていて、結構流行っています。
講師の大方は税理士か会計士が多いですね。
好奇心旺盛な私としてもいくつか出席してみたことがあります。


皆講師は同じことを言っています。
ただ大企業を経験した私としても、どうも大企業が普通やるようなことを
真似しているだけではないのかと思いますね。


好評シリーズ?の「夢をかなえるゼイ」で多分あとでご紹介しますが
私も大企業の企画の経験があります。
まさにこの「経営計画書」の作成をやったことがあるのですね。
代表者とホテルに泊り込みで原稿を書いたのも懐かしい思い出です。
大企業であれば、従業員の意思疎通を図り、巨大組織の末端まで
経営者の意図を浸透させるために
この経営計画書を作成することは必要でしょう。
また各組織ごとに予算案を出させることも上場企業として
当然のことなのでしょう。
また実際に経営計画を従業員に発表する場もありました。


でも相手は中小企業ですからね。
社長が朝大声でどなって指示すればそれで、社長の意思は従業員に
十分伝わるはずですね・・・。
何もそのためにホテルを借りて発表会までやらなくてよいのでは・・・。
まあ、100名規模のそれなりの中堅企業になってきたら、
これは必要だと私も思います・・・。




その3  経営計画をどうやって徹底するか


経営計画の発表会をわざわざやるかやらないかは
さておき、社長の意思をどう従業員に徹底するかこれが重要ですね。


小山さんが経営計画書に実印を押して「魂」を入れるそうです。
これも実印を押すかどうかどうでもいいことで、社員がそれを
素直に実行してくれることが大事なのでしょう。


ただ誤解のないように書いておきますが、経営計画書は書けるなら
本当に書いて欲しいと思います。
ただ、このご時勢では計画通りなかなか行かないのですね。
だからこそ書くべきなのでしょうけど・・・、
書いても計画通りに行かなくて、余計がっかりしてしまったり・・・。


でも中小企業は社長がすべてですから、社長自ら行動し
それを従業員に周知徹底させる、これがやはり重要なのですね。


その社長の思いを徹底するお話ですが、小山さんは毎朝7時30分から
1時間かけて朝礼をするそうです。
従業員の方も大変ですね。あの社長のお話を毎朝聞かされるのですから。
そういえば、楽天の三木谷さんもワタミの渡辺社長も朝会をやっていました。
伸びる企業はどうやら、朝会をやって社員のとの意思疎通を図っている
みたいですね。
楽天は毎週月曜日に朝から掃除というのもご紹介したとおりです。


でも中小企業の現場から一言。
最近だと朝早く来ることも「サービス残業」の一種なのですね。
昔は朝早く来るのは当たり前のようにいわれていましたけど
採用の段階で
「始業時間は何時ですか。その時間に来ればいいのですね。」
「朝早く来てトイレ掃除なんかないですか。」
そう本当にいわれるのですね。
私もおせっかいながら、顧問先の採用の面接に立ち会うこともあるから
よく分かるのですね。


「始業時間が9時からなので7時30分に来ると1時間30分の残業代は
もらえるのですか」
「今日はデートなので朝からトイレ掃除なんかしたくないのですが・・・」


そういわれないように経営者は頑張るしかないのですね。
(またおっせっかいか・・・)





その4  小山流を見習うべき点  


小山節は個人的には好きなのですが、正直に申し上げて
どうも「古い」のでは?と思ってしまう点があります。
8年前にこの小山流経営学を知りましたが、当時は感動しましたの
ですが・・・。
このやり方で30年もやってきたのですから、これは致し方ないかとも
感じます。
この本を読んだ方はどう感じるのでしょうか。


またブログで批判することは避けますが、個人的な「感想」を
「見える化シリーズ」の最後に述べておきましょう。


まず、私の専門の経理の立場でこれは面白いと考える「見える化」を。
小山さんの会社では、「元気が出るシステム」という月次の損益を
表示するソフトを導入しているそうです。
部門ごとの損益を毎日更新するソフトだそうですが
これは面白いですね。中小企業では間違いなく有益でしょう。


これを毎日入力している経理の方は大変だと思いますが、
社内でこれだけのシステムがあれば理想形ですね。
会計事務所に普通に経理を代行しているような会社は
普通そんなことを考えもしないですからね。


ついでにいうと、小山さんは税理士や会計士をあまり重要視していない
みたいです。どの本にもそう感じます。
それだけ、ご自分で会計が分かっているのなら、経理を外注する必要は
ないからですね。


これは私としても今後真似して、会計事務所として「元気がでるシステム」を
考えてあげればいいと思っています。
通常の会計ソフトなら、どれでも部門管理はできます。
それを全社員が見れる「共有フォルダ」に入れておけば
結構簡単に可能なのでしょう。
社内にここまで公開している企業は少ないでしょうが・・・。


最後にちょっと「やり方古いのでは」と思う点を。


「実名で賞与の額を公表したり、それを現金手渡しするシステム」


これは今批判を浴びている「成果主義」の権化みたいなやり方ですね。
社員にそれが受け入れられているから成立するのでしょうけど、
成績のビリの人が現金の袋詰めをさせられるとは・・・。
これは実際に現場の営業マンとしてはつらいでしょうね。
香山リカさんではないですが、これは行き過ぎると
それこそ「うつ病」の原因になるのでしょう。
多分小山さんの会社ではうつ病になる前に
きっと辞めてしまうのでしょうが・・・。


結局、小山流の経営術はいいと思う点だけ真似すれば
私はそれで良いと思っています・・・。






お問合せ
吉田信康税理士事務所
〒164-0001
東京都中野区中野3-34-31
大橋ビル4階
TEL:03(3382)8088
FAX:03(3382)8099
WEBでのお問合せ
 
 

まだ間に合う!!NEW(赤)
ふるさと納税超簡単解説

平成27年4月より改正!
改訂版ふるさと納税


2017年7月提携!!


社労士

「マイナンバー」
 掲載されました!!

プレジデント





     

弥生会計なら自信あり
ぜひお任せください。
弥生で簡単
今月の弥生セミナー
弥生HPより



吉田の趣味のご紹介
囲碁の部屋

マラソンの部屋
またまた出ました!!NEW(赤)
月間ランナーズ
テニスの部屋


新サービスのご紹介
給与計算
相続税