その1 ChatGPTは令和の三種の神器
 

ホリエモン


いま話題のChatGPTですね。

 

私も面白がって有料版をダウンロードしても

今一つ使い方が分からないのですね。

ここはホリエモンに登場していただきましょうか。

幻冬舎の戦略かいま売れている本のようです。

共著になっている荒木賢二郎氏がきっと書いている本なのでしょう。

荒木氏はこのChatGPTの研修コンサル事業を

行っている経営者のようですから。

 

 

 

簡単に読めますから、とりあえず

「ChatGPTで何したらいいの?」

と理解するには十分なのでしょう。

 

「無駄に」見開き1ページを使って

項目書いてありますからね。

なんとなく

Instagramを見ているような構成です。

今の若い方はあまり本を読まなくなっているようですから

こういう本になるのでしょうね。

そういう意味で勉強になりました。

 

まあ暑いときは、ささっと眺めているだけ

十分でしょうから。

 

 

まず冒頭のChatGPTとは?

のところが笑えます。

 

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昭和の三種の神器は

 

洗濯機、冷蔵庫、白黒テレビ

 

これは有名ですね。

これにより戦後日本は復興したのですから。

 

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平成の三種の神器。

薄型テレビ、デジカメ、DVDプレーヤー。

 

何だそうです。

「スマホどうして入っていないの?」

「今どきスマホあればデジカメ要らないし・・・」

 

と突っ込みたくなりますね。

DVDもCDプレーヤーがいらなくなってきているように

いずれダウンロードになるのでしょうし。

 

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「令和の三種の神器」

といわれるのだそうです。

三種というくらいならあと二つが登場してから

かもしれませんが、

あと何年か経つとそうなるのかもしれないですね・・・。

 

ホリエモンから若手ベンチャー経営者の

ChatGPTの使い方の公開です・・・。

(つづく)



その2 ChatGPTで本を出版してバレない


ChatGPTに変えてもバレない

 

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この箇所に驚いてください。

 

「テレビ番組「サンデージャポン」の出演者である

杉村太蔵さんの発言の半分くらいChatGPTに変えても

視聴者は気が付かない。」

 

素直に面白かった箇所。

今後はタレントもAIにやられるのかもしれないですね。

 

 

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もう一つ驚いたのは、もう堀江さんはChatGPTで

本を書いているのですね。

 

「夢を叶える力:世界初?AIChatGPT」で99%書かれたビジネス書」

(ホリエモン出版)

 

本当に99%をChatGPTが本当に書いているのですね。

疑い深い私はさっそくamazonでこの本をダウンロードして

見ました。

Kindle Unlimited Books ならタダでダウンロードできる

からですね。

 

この本の「あとがき」に

 

「この本はAI堀江貴文が書いている。

具体的にはChatGPT-3に

『堀江貴文が書きそうな表現で本を書け』

と命令して書いてもらったのだ」

 

「タイトルまでAIに書いてもらった。

タイトルから想起される目次を書いてもらって、

さらに章ごとに文章書いてもらうという流れで

一日も書かずに完成した。」

 

ただざっとななめ読みした感じでは

何も心に響くものはなかったかと・・・。

 

でもこの本には堀江氏の本の「書き方」も

暴露して書いてありましたね。

堀江氏の経営本は結構売れているのですね。

あまり読みはしないですが、

よく目にしますから。

 

ただこの本で正直な告白もありました。

 

「私はライターさんに本を書いてもらっていることを

公表している。

有名人の本はたいていそんな形で作られている。

インタビュー形式で取材に答えてライターさんが

書き起こしていたが、最終的には私が言ったことを

ネットとから拾ってきて本になった。

最後の方は構成すらしなくなった。」

 

つまり有名人の本などは今はこんな感じで

出版されているのですね。

ありがたがって買うようなものではなさそうです。

 

今後AIによって「疑似有名人」が

大量にニセ出版されそうな時代になりそうです。

 

これは気をつけないといけません・・・。




その3 プロンプトアーティストとは


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この本は実に軽いタッチで書かれていますね。

まあ、「若者向けのAIの本だろ・・・」

馬鹿にしたらもう何も入ってこないのですね。

 

でも「そんな世界があるのか・・・」

妙にAI音痴のオジサンとしても感じてしまいます。

 

林駿甫(ハヤシシュンスケ)氏。

プロンプトアーティスト。

 

「プロンプトアーティスト」って何?

とオンチオジサンは学ばなければならないですね。

 

ChatGPTを使いこなすには

「プロンプト」と呼ばれる指示文を

使いこなさなければならないのですね。

 

ChatGPTを興味本位で触ったことがある人は

多いと思いますが、一度触って

 

「何だこの程度か」

 

と皆感じてしまうのですね。

的確な指示ができていないということでしょうか。

ChatGPTから明快な回答を導くために

このプロンプトを使いこなさなければならないのですね。

 

それを自ら「アーティスト」というくらいですから

よほど素晴らしいのでしょう。

 

あの落合陽一氏も絶賛していたと読んだ

ことありますから。

 

その「アーティスト」の方の仕事ぶり。

 

「音声でChatGPTに入力しながら会議をやっています」

 

「要所要所で流れのまとめを作ってくれるので

議事録はめっちゃいいですよ。」

 

 

まさに「へ〜」という感じですね。

 

 

その林氏は「プロンプトアーティスト」として

講演やセミナーに依頼されることが多くなったらしいのですが

何も準備や用意をせずにそのまま会場に入り、

自分のパソコンのChatGPTの画面を

投影するのです。

 

「そのアジェンダなどもChatGPTで出している」

 

のだそうです。

 

「会場の温度感を確認しながら

『こういうことをやりたいんです』

といいうことをChatGPTに話しかけて、

『じゃあ何時間ぐらいの講座だからこのスケジュールで

アジェンダ組んで』

リアルタイムに操作する・・・」

 

一度林氏のセミナーを受けてみたいですね・・・。

 



その4 音声ベンチャーのCEOの使い方


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緒形憲太郎氏。

この本はなかなか魅力的な若手経営者が

出てきますね。

 

Voicy代表取締役CEO。

1980年8月生まれですから

今月で43歳。

経歴が実におもしろい。

 

大阪大学基礎工学部卒業後、

大阪大学経済学部卒。

卒業時公認会計士合格。

26歳で新日本監査法人入社。

30歳の時に休職して1年間地球一周して放浪。

 

2015年医療ゲノム検査会社を立ち上げて事業売却。

2016年に株式会社Voicyを創業。

父親は毎日放送のアナウンサーだった方。

 

まさに「音」をビジネス化。

つまり、

「日本最大級の音声プラットフォーム」

を作ったベンチャー企業経営者なのですね。

 

「音の専門家」ですから、当然ですが

 

「僕は基本的にはChatGPTは音声入力です。」

 

そうでしょうね。

 

「今までは機械からのレスポンスの方が

入力する人間より遅かったので、気にならなかったかも

しれませんが、ChatGPTでこれだけ

レスポンスが早くなってくると、

しゃべって入力していかないと間に合わない・・・」

 

これは驚きますね。

使い方が変わってくるのでしょう。

 

 

「ChatGPTがスマートスピーカーに」

 

 

Alexaなどスマートスピーカーのお話は

面白かった。

 

「Alexa! 今日の天気は?」

と聞くと答えられるけど、

「今日は気を付けることある?」

と答えられない。

 

でもChatGPTがスマートスピーカーに入るのは

時間の問題になっているそうです。

 

そうなると「会話のできる」スマートスピーカー。

暇を持て余している老人には売れるかも

しれないですね。

 

 

最後に恐ろしいことが書かれていましたが

 

「ここからさらに人間は弱っていって、

機械に踊らされただけで生きていく社会に

なってしまうのだろう。」

 

「例えば、わがままな女の子と喋るくらいなら、

ちゃんと自分に合わせて喋ってれるGPTと

喋っている方が幸せ。」

そういう依存してしまう人も出るだろうと。

 

ただ緒形氏は

 

「AIは活用するけど依存はしないっていうのが

おすすめかな。」

 

これは納得しました・・・。




その5 Chatの専門家の使い方


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山本正喜氏。

ご存じChatwork株式会社の代表取締役CEOですね。

 

「Chatwork」ってご存じでしょうか。

「ビジネス版LINE」と言われて久しいですね。

まだ設立されて20年も経っていないベンチャー企業。

 

ついEDINETで調べてしまいました。

2004年11月に有限会社ECstudioがその前身。

ビジネスチャット「Chatwork」をリリースしたのが

あの3.11があった2011年3月。

翌年Chatwork株式会社に社名変更。

その後すぐKDDIと業務提携。

 

2019年9月に東証マザーズに上場。

第19期2022年12月決算で

売上高45億9317万円

従業員314名。

 

何といってもChatworkというくらいですから

「Chatの専門家」

ですからね。

Chatという言葉も定着していない20年前から

Chatでもビジネスをしてきたのです。

このプロがこのChatGPTをどう使っていくのか

非常に興味がありました。

 

まずこの山本社長がChatGPT をどう使っているのでしょう。

 

「スピーチ原稿などを作成する際にも、

僕の会社のミッションやビジョンといった要素を

含めてかなり具体的な情報をChatGPTに投入して

います。

その方がいい出力ができますね。」

 

「過去に書いたスピーチのスクリプトがあれば

それを投入し、それを参考に同じようなスピーチ

玄呼応を作成してもらうこともあります。」

 

なかなか曝露ネタですね。

今の社長さんならこれは使えますね・・・。

 

 

問題のChatビジネスについては、

今後どう取り組んでいくのでしょうか?

 

「Chatworkのチャットデータはとても価値ある情報と

ノイズのデータが混ざっていて、会話としては便利ですが、

後で見返すと情報収集の効率の悪いところがあります。」

 

それはそうですね。Chatとはそもそも雑談ですからね。

雑談の中からビジネスのヒントが見つかりますから。

 

でも恐ろしいことを考えていました。

 

「ChatGPTのようなモデルに過去のChatworkのデータを

食わせてその会社独自にファインチューニングすることで、

高度なパーソナル検索エンジンのようなことを作ることも

考えられます。」

 

 

「データを食わす」

 

という表現が非常に気になりました。

 

雑談も含めすべてのデータChatGPTに情報として

流すことなのですね。

これはある意味恐ろしいことではないでしょうか。

そのあたり技術的なことは分かりませんが、

Chatの専門家としては考えているようです・・・。




その6 ChatGPTの拡張機能の可能性


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最後は荒木賢二郎氏。

この本の実質の著者なのでしょうね。

読んでいて分かりましたが、ホリエモンは

自分の著作は一切書いていないのですね。

すべてゴーストライターが書かせているだけと

正直に吐露していますから。

 

1980年生まれ。

テレワーク・テクノロジーズ株式会社の代表。

ChatGPTや生成AI関連の研修・コンサル事業を

起ち上げ中ということですから、

その営業のためにこの本を書いたのでしょう。

 写真見るとなんとなくホリエモンと似ていて

まるで兄弟のような・・・(失礼!)

 

興味があったのは

 

「ChatGPTにはプラグインという拡張機能を

入れることができる。それがどんどん進化している」

 

「へ〜」

というところですね。

 

「PDFをChatGPTに読み込ませて

その内容をChatGPTに理解させることが可能」

 

これはすごいですね。

 

「会社の膨大な資料を読み込ませることが可能」

それはそうでしょうね。

 

ただその情報の正確性でしょう。

気になった記述は

 

「〇〇に関する研究論文のうちアメリカで著名なものを

3つ探して、それぞれ内容を要約して」

 

この内容のプロンプトを入れるだけで

ChatGPTはインターネット上の情報から、

それっぽい英語の論文を探して、

日本語で要約して表示してくれます。」

 

もう研究者はいらなくなりますね。

ただ

「情報の正確性は不明なので、8割九くらいあっていれば

いいと割り切って使う」

 

これ読むと恐ろしいと思いませんか。

不明確な情報が今後ChatGPTにより

大量に出回ることも示唆しているのですから。 

 

いろいろ提示していますが、

肝心のところは詳細に説明しないで、

「あとは実際に研修を受けてください」

ということなのでしょう。

 

ChatGPTのさわりのところばかりでしたが

なかなか勉強になりました。

 

(ChatGPTシリーズ おしまい)

 

 

 

 



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