銀行のバブル入社組と聞いて、すぐこの物語を
思い出しましたね。
ご存知半沢直樹ですね。
数年前のドラマでは、50歳を前に同期の行員が取引先の
「タミヤ電気」に出向していましたね。
主人公の半沢直樹が、そのタミヤ電気とともに同期の出向者を
助けるという筋書きでしたが、もうこういうことはなくなるのでしょうね。
半沢直樹のようなバンカーはもう出てこないのでしょうか?
みずほ銀行はじめ、三井や三菱の銀行員が
今後大量に出向や転籍、退職してくるのでしょうね。
元バンカーとしてのプライド賭けて
タミヤ電気みたいな中小企業をぜひ助けてほしいものです。
50代のバブル組は良いとして、先日のみずほ銀行の
年齢構成をもう一度みてください。
大量にいる50台前後のバブル組のあと、
「就職氷河期世代」の40台前後、
そして2006年以降にメガバンクが公的資金を返済し終わったあと、
大量採用した30代前後がいるのですね。
女子の大量採用や、産休制度などが確立し、毎年1000人規模で
拡大したというのですね。
この年齢層の世代が気になりますね。
今後10年かけてメガバンクは、配置転換等で
業務の見直しするそうです。
昨年11月に各メガバンクが打ち出した戦略、
三菱UFJは「事業改革」、三井住友は「業務改革」、
みずほは「構造改革」と呼ぶそうです。
呼び方なんてどうでもいいですが、要するに、
「デジタライゼーションの活用によって業務上の効率化を
実現し、リテール業務分野を中心に人員圧縮を進めて
スリム化を図る」
ということなんだそうです。
ここでもITの力を頼っていくのでしょうね。
ただ、リテール分野(つまり個人相手の業務)をやらなくなるというのではなく、
個人なら富裕層に特化していく戦略らしいです。
お分かりになりましたか?
もっと分かりやすくいうと銀行で
「引出し、振込はネットでやってもらって、金持ちでない方は
イチイチ銀行の窓口にはこないでほしい」
ということなのでしょうね。
個人相手の支店業務を中心に行員を大幅にリストラする戦略なのです。
冒頭にご紹介した三井住友銀行の中野坂上支店の戦略なのですね。
わざと11階に支店を設けて個人が行きにくくする戦略なのです。
その4 銀行から大量人財流出か?
銀行についていろいろ書きたいことはありますが、
月末ですし、そろそろまとめましょう。
結局この本は、
「これからの銀行員や銀行そのものはどうなるのか?」
そういうことを考えるきっかけになる本ですね。
もっというと金融庁長官が「これからこうします!」という訳でなく
なんとなく「こうなるだろう」と憶測で書いている本ですね。
後半に書かれているように、日本の金融機関が
欧米のように変化していくのでしょうか?
このあたりは多少疑問にも思います。
フィンテック(金融とITの融合)という言葉が
やたら登場してきますが、日本ではまだまだのように感じます。
ただ欧米では
「金融サービスは必要であるが、銀行は必ずしも必要でない。」
という「Bank to Banking」というように言われ出しているらしいです。
2010年位からこのフィンテックということが言われ出したのですが
日本では2014年くらいからとまだまだ最近のことです。
ただあと数年で、銀行の融資審査が、決算書などのスコアリングシートから
AIで自動判定されるようになるのでしょうね。
資金決済のビックデータから、公共料金の滞納などを瞬時に見つけて
それを即融資判断する・・・。
銀行マンの長年の感などまったく無視する融資姿勢に
なるのではないでしょうか。
もし半沢直樹のテレビドラマ見て、バンカーにあこがれて入行した
メガバンクの20代、30代の若手行員はどう思っているのでしょうかね。
「潰れかかった中小企業を助け、活路を見出し、成長させる・・・」
半沢直樹は実にカッコ良かったですね。
上司はあの半沢直樹のような人を想像していたのに
実は上司はAIそのものだった・・・・。
きっと失望してしまうのでしょうね。
メガバンクはここ10年で大幅な配置換えをしていくらしいです。
業務の大半がシステム化されどんな仕事が残るのでしょうか・・・。
半沢直樹のようなバンカーにあこがれて入社した若手社員が、
辞めていってしまわないか不安ですね。
それでも前向きに考えると、銀行から大量の若手が流出し、
それが中小企業活性化の起爆剤になるのも望ましいかもしれませんね。
最近よくみる宣伝ですね。
20代、30代の若手バンカーも必死になって
次のステップアップを考えているのかもしれません。
中小企業の経営者にとっては人材確保の大チャンスが到来しますよ・・・。
(ガンバレ 若手バンカーシリーズ おしまい)







