ここでSMAPのお話をしても誰も読まないでしょうから、
たまには囲碁ネタ。
いつも走ってばかりではありません。
囲碁も真面目に打っております。
昨年11月に東京税理士会の最強クラスで優勝したという
「自慢話」をアップしましたが、こちら
実はその続きがあったのですね。
いつかアップしようと思っていましたが、マラソン走ったり
年末やらで忙しかったので延び延びになっていました。
東京税理士会でNO1になったということは、その次もあったのですね。
数年前にこれもアップしましたが、
実は税理士会の全国大会がかつてありました。(一応全国3位!)こちら
ところが、全国大会は4年前のその回で終了しまったのです。
それで税理士会の中で囲碁の愛好家同士が自主的に会を作って
交流を続けていたのです。
東京税理士会と関東信越税理士会とはその後ずっと交流は
続いていおります。
それで、東京税理士会の「自称」NO1と埼玉県税理士会のNO1が
茨城県に招待され、事実上の「関東大会」が11月に開かれていたのです。
アップした棋譜はなんと「決勝戦」!
私が三戦全勝で勝ち上がって決勝に進みました。
相手は茨城県の強豪伊東税理士。
なんとこの棋譜は茨城新聞に昨年12月5日間に渡って連載されました。
すいません。
しばらく、また私の「自慢話に」お付き合いください・・・。
その2 囲碁で茨城新聞に登場!
決勝戦の相手は茨城水戸支部の伊東税理士。
彼とは同い年の旧知の間柄。まさに「碁がたき」。
何度か対戦もしたことあり、相手の手の内もある程度分かっています。
手合いが私の白番(つまり私の方が1子強い)ということは、
多少気を使っていただいて、「客人扱い」ということでしょうか・・・。
第1譜から
愛用の白番2連星から、右下星へかかります。
黒は上付け定石。
下辺に黒模様ができましたが、そんなこと構わず白22に。
このあたりが私の気風なのですね。
普通の人なら、22で右辺を囲って地にするのでしょうか・・・。
さもなくば白20から上に一間に飛んでおくくらいでしょうね。
ただそうすると左辺に打ち込まれて、左下の白石を攻めながら
下辺の黒模様を拡大されてしまうのですね。
まあこのあたりは常識的な!?読み。
第2譜に移って、予想通り黒1と入ってきました。
この黒石を攻めて盤上有利にしようとする「崇高な計画」。
しかし、あっという間に右辺の白地が無くなりました。
この打ち込んだ黒石を攻め、右上の黒やあわよくば
下辺の黒模様になだれ込む作戦。
白模様を地にしないで打つというまさに私の「棋風」。
いろいろ突っ込みがありそうなところですが、
これこそ囲碁の醍醐味。
お分かりになりますか?
自分の思い描いたとおりに好きに打つ。
これだから囲碁は面白いのです。
人生なかなか思い描いた通りにはならないですからね・・・!?
その3 囲碁で茨城新聞に登場!
第2譜で
黒15、21、25あたりが確かに甘い手でした。
危なそうな白はしっかりとした生きを確保しました。
第3譜でいよいよ右上の白石が攻められます。
黒3とつけてきました。
このあたり白が確かに苦しい。
でも自分でも思っていましたが、白が攻められながら
どこかでチャンスを狙っていました。
このあたりも「高等戦術」!?
解説にもありましたが、白4から手筋で脱出。
ただ解説で、白18でイでも不足なしということでしたが、
これは大局観の差でしょう。
白18でイならそのあと黒19と打たれて必敗の図。
黒の地が大きすぎて、対局者としてはまったく勝てる気が
しませんでした・・・。
そこで白18と頑張ります・・・。
正直白苦しいところ。
でもそこにチャンスがあるのですね。
黒19とつけられ白は両方サバクのが確かに苦しい。
ただ黒21は確かに疑問でした。
黒23と引かれて白が危なさそう。
でもここで本局のハイライト。
こういう手が実践で打てるから碁が楽しいのですね。
白24のつけ。
これです・・・。
分かりますか?
解説者は当たり前のように触れてくれませんでしたが、
対局者としてはこの手が打って勝ったような気持ち・・・。
これこそ囲碁の醍醐味です・・・。
その4 囲碁で茨城新聞に登場!
前譜の白24で形勢は一気に逆転です。
第4譜、黒3と後手を引かせ白4の伸び。
白24の手筋の効果です。
白はそれまで「裂かれ形で」結構苦しかったのですね。
逆にその裂いた黒石が攻められるようでは、
少し黒が悪くなってきました。
しかも解説の通り、若干「黒がよれて」きました。
白8、10と出てきて止められないとなると黒が逆に
防戦一方。
このあたりも囲碁の醍醐味ですね。
解説で私が「盛り上げている」ような書きぶりですが、
確かにそうですね。
白の私としては楽しくてしょうがないから。
白16と出て白18の切り。
打っている方はここは本当に楽しい。
白20ののぞきも気持ち良い。
黒は23と逃げるだけの手。
黒は25と勝機を求めます。
まあ無難に右上すみを固めておけば勝きりそうでしょうけど、
あえて白26.
解説の通り、確かにサービス精神旺盛でしょうね。
「戦線を提供。面白く」なってきました・・・・。
その5 囲碁で茨城新聞に登場!
いよいよクライマックスです。
前譜26と余裕を出したので黒に最後のチャンスを
与えてしまいます。
正直打っている方としては余裕でしたが・・・。
解説のとおり、白3なら紛れもなかったのでしょうね。
でもこのあたり解説者もなかなかうまい表現ですね。
「地方巡業で、ご当地力士を相手にした先輩(私のこと?)は
決して投げ飛ばさず押し戻すだけです。
ご当地力士は何度も立て直し、最後は先輩を投げ飛ばす・・・」
別に私はわざと負けようとしていた訳はないのですが、
一気に潰すつもりもなかったのですね。
生涯初の「新聞棋戦」ですから、いつまでも棋譜にしておいて
欲しかったので・・・。
黒1、3と出切られて、こちらも抜いた刀を
納められなくなってきました・・・。
白4と伸びて一気に決着へ・・・。
解説のように白5か8でもまったく優勢なのでしょうね。
でもこれだからこそ囲碁が面白いところ。
やはり大石を仕留めるのも囲碁醍醐味なのです。
こちらとしても断然優勢だと思っていたので、
黒7と伸びてきて正直驚きました。
白12から16まで相手のダメを詰めて、
一気にフィニッシュに向います。瞬間にこれで勝ったかなと
思っていました。
でもここで解説にあるように、白18と20とソッポ。
まあ相手もそれに付き合ってくれて(黒19、21)
ついに白22と勝利!!
これで4戦全勝で優勝!!。
東京税理士会を制覇して、関東大会?も勝利!
これ関東で一番強い税理士!?
(茨城新聞シリーズ おしまい)