その1 今年の一押し


もう歳の暮ですね。
残り少ない日々で今年最も感動した本をご紹介しましょう。


お金持ちも驚いた105円.JPG


この本は以前成毛真さんのブログで紹介されていたので
思わず衝動買いした本です。
成毛さんのような読書家が勧めているのだから間違いない本だろうと
思ったのですね。


成毛さんいわく
「このタイトルをもっと考えてつけていたら相当売れていた本」
本当にそう思います。


私も経営者本を今年数十冊後紹介してきたかも知れませんが
その中で秀逸の本です。
大企業の経営者が本当の意味ですべて書き下ろすことは
ないのですからね。経営者の生の声で聞けますね。
この著者はかなりの読書家のようで筆もそうとうたつようです。
苦労話ですが、文章がうまいからぐいぐい引き寄せられます。


まず設定が面白い。
この著者60歳の予備校の非常勤講師。
20年前に予備校事業に失敗して5000万円もの借財。
数年前に不動産経営に手を出したもののこれも失敗。
60歳にしてなんと借金4000万円。


夫婦でなんとか年収500万円でありながら、
月々の返済額が40万円!
どうやっても普通の暮しは無理そうですね。
弁護士に相談に行ったら間違いなく自己破産を勧められるでしょうね。


それでこの方はどうしたでしょうか?
この方は本当に読書家だったようで
数千冊の蔵書をアマゾンで売ることを思いつきます。


アマゾンで古本が売られていることをご存知ですか。
以前アップしたこともありましが、私も良く購入します。
本当に1円で売られていることもあるのですね。
あの仕組みが良く分かります。


「へ〜そうなの!」
それで商売にしてしまうのですね。
この本で「せどり」という言葉を初めて知りましたね。
簡単に言えばブックオフの105円で買ったようなセール本を
アマゾンで高く売るのです。


それで古書販売のまったくのど素人が(失礼!)
月の売上が100万円を越え、2年間で2万冊!
なんと1700万円も売上をあげ
借金も返済してしまうのですね。


「商売に失敗した人」
「自己破産を考えている人」
「脱サラでしようかと思っている人」


にぜひ読んでいただきたい本です。
この本を読むと間違いなく勇気がわきます。
私からの「クリスマスプレゼント」です・・・。





その2  こんなビジネスがあるのです


「せどり」という珍商売分かりましたか?
これは誰でも簡単にできるサイドビジネスなのですね。
もちろんこれで独立開業もできる。


必要なものは
「パソコン」と「クレジットカード」
だけです。


それさえあれば、だれでも「アマゾンマーケットプレイス」へ登録できます。
登録は無料!
登録さえすれば即日出品も可能なのですね。


しかしこの著者は実はそのクレジットカードさえ持っていなかった。
これは書いていないことなのですが、自己破産しなくて
良かったのですね。
クレジットカードさえも持てなくなりますからね。


ただこの「せどり」にあと必要なのは、「携帯電話」だそうです。
これはブックオフで売られている本が
現在のアマゾンでの値段がいくらか確認できるようにするソフトを
使うためです。


「へ〜!」
これも感心しました。
ブックオフで売られている古本が今いくらで
売れそうか瞬時に分かるのですね。
これなら誰でももちろん素人でもできそうですね。


しかしこの著者はその携帯さえも持っていなかった。
そのあたり全部正直に書いています。


そうやって試行錯誤しながら古本を売っています。
これも驚くのですが、ブックオフで105円で買ったセール本が
なぜかアマゾンだと数千円で売れることもある・・。


ここでも「へ〜!」
ですね。


「こんなビジネスがあるのか!」
読んだ人は皆きっとそう思うでしょうね・・・。

 




その3  ベストセラーよりロングセラー


「アマゾンマーケットプレイス」という仕組みご存知ですか?
これもこの本のおかげでそのからくりを知りました。
もちろん。よく私も購入の方で利用しますので
なんとなく分かっていましたが、出品するシステムは大違いですね。


例えば今ベストセラーの水嶋ヒロさんの「KAGEROU」が
アマゾンでは定価は1470円(税込み)です。
これを「アマゾンマーケットプレイス」では1000円くらいで
売られています。


購入する側としては別途送料がかかるのがミソですね。
新刊なら無料なのですが250円もかかります。
ということは古本を1250円で買うことになってしまうのですね。


ではこれを出品した側はどうなるかというと、
仮に1000円で売れたとしても、その1000円がまるまる入るのではなく
アマゾンから手数料が差し引かれます。


出品契約によって違うらしいのですが、売価の15%と定額の100円です。
ということは250円も手数料取られて750円しか残らないのですね。
これを商売とするには新刊の値段の半額以下で仕入れなければ
ならない・・・。


これは大変ですね。
数十万部のベストセラーだから商売になるかと思ったら
全く違うのですね。


このあたりWebマーケケィングを勉強したことがある人なら
当たり前の理論なのですね。
このネタは以前私もどこかでアップしましたね。


要するに有名な
「恐竜の尻尾(ロングテール)理論」
なのですね。
「あまり売れない商品こそがネット店舗では欠かせない収益源」
という考え方です。


これはこの本に一貫して書かれていることです。
「そんな本が売れるのか!」
驚くことばかりです。
著者に言わせれば


「ベストセラーよりロングセラー」
だそうです・・・。





その4  ぜひチャレンジしてください

年末の忙しいときに長々と古本ネタですいません。
そろそろ言いたいことをハッキリ書きましょう。


別に「アマゾン・マーケットプレイスで起業しましょう!」とか
「副業しましょう!」というお勧めを強く言っているのではありません。


確かに誰でもパソコンとクレジットカードくらい持っていますね。
簡単に始められるビジネスです。
この著者は群馬県の高崎に住んでいるそうです。
北関東のブックオフを中心にやっているのですから
都内に住んでいる人なら楽勝でできるのではないでしょうか・・・。


「このブログのおかげで・・・」
というお話が数ヵ月後に聞けるかもしれませんね!?


しかし、言いたいことは「ネットビジネスの将来性」なのですね。
この著者もはっきり書いていましたが、
「アマゾンの一人勝ちはおかしい」と。
確かに一番それを感じました。



「日本でもアマゾンに対抗して、『利根川』でも『信濃川』でも
日本独自の書籍のネットシステムを確立すべきだ!」
確かにそう思います。


日本の確立された本の流通システムではできないのでしょうか。
なぜ誰もこれに対抗するシステムを作ろうとしないのでしょうか?
数年前のネットバブルで多くのベンチャー企業がネットに
挑みました。
ネットバブルが崩壊していつの間にか、大手企業の寡占化、独占化が
進んでいます。


書籍だけでなく、例えば旅行ビジネスでもそうです。
この正月に旅行に行かれる方も多いとお思いますが
ネット予約でも「じゃらん」と「楽天」など大手により
市場が占有されてしまっています。
旅行関係の方から聞いた話ですが、最大手が来年から
送客手数料(いわゆる紹介料)を一方的に値上すると通告したために、
ある旅館ホテル組合からボイコット運動まで発展しているそうです。


寡占化により市場原理が働かなくなっているのです。
冷静に考えたら、ネットビジネスにもまだまだチャンスがあると
気がつきませんか?


パソコン一台で大手企業と対抗できる・・・。
そんな夢がこのマーケットにまだまだ潜んでいるのです。
来年はこの夢にチャレンジしてみませんか・・・。

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