その1 もともとビックカメラの一事業


オンデーズ

やはり読書はやめられないのですね。

昨日ご紹介したCoCo一番屋の創業者のお手紙から

もっともっと多くの方に伝えなければならないと痛感しました。

 

このコロナ禍を突破する何かヒントでも見つけてほしいのです。

では、その解決の糸口になりそうな本を紹介します。

メガネのチェーン店「オンデーズ」の物語ですね。

 

まあ、読んでいて「こんな会社があるのか・・・」と

感動と勇気が与えられます。

 

実はこの「オンデーズ」の本を読んだのはこれで2冊目なのです。

この本は発刊して2年も経つのですが、

「また出たか・・・」

くらいしか思わなくて当初読んでいなかったのですね。

 

昨年カンブリア宮殿にも取り上げられて、実はこの会社は

この本の題名通りに「正月の連続ドラマ」にもなったのですね。

 

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それでもこの本を読まなかった理由はこういうことです。

理由は簡単です。

最初読んだ本があまりにも「ショボかった」からです・・・。

 

では「オンデーズ研究」の税理士として少しイントロを。

まずオンデーズのWikipediaから抜粋します。

 

  • 1989年3月2日 株式会社ビックコンタクトレンズ設立。
  • 2001年9月 社名を株式会社興和に変更。
  • 2002年8月21日 森部好樹により株式会社オンデーズを設立。

   代表取締役に就任。株式会社興和の全事業を同社に譲渡。

  • 2002年8月25日 株式会社ビックカメラが株式会社興和を吸収合併。

   第一号店を東京、関東地区に出店。以後日本全国に出店。

  • 2006年 北海道に出店。日本全国で50店舗目を出店。
  • 2008年2月29日第三者割当増資を実施。

   放漫経営によって巨額の債務超過に陥り倒産寸前となったオンデーズを、

   現社長の田中修治が70%の株式を取得。大幅な構造改革を行い企業再生
       を開始。

  • 2008年3月03日 田中修治が代表取締役社長に就任。

 

 

もともとはオンデーズはビックカメラの事業の一部だったのです。

2002年日本興業銀行から出向した森部氏が社長としてオンデーズを

立ち上げたのですね。

バックがビックカメラですから、銀行やイオングループも支援し、

日本全国50店舗、売上20億円までの会社になったのです。

 

でも「放漫経営を理由に」実態は倒産寸前だったのですね。

この「50歳からの起業」では非常に良いことが書いてあって、

これからの新しいメガネビジネスだと思っていたら、

実態はまったく違っていたのですね。

 

この森部氏は東大経済学部卒。日本興業銀行に勤務し、ニューヨーク支店、

香港支店副支店長にまでなったエリート銀行マン。

そういう方が、新しいベンチャービジネスを立ちあげたということで

当時はかなり脚光も浴びたのですね。

しかも趣味はマラソン。マラソン接待して人脈を広げたなど書いてあって

本当にそういう面でも個人的には期待していたのですが、

実際はかなり違っていたようで、正直裏切られた感じです。

 

当時20億円も売上があったものの、債務も14億円!

実際にはビックカメラの信用力で多額の資金も調達できたのでしょう。

しかし、リーマンショックの当時のビックカメラは上場廃止にあうなど、

本体の経営も不安定だったので、多分事業自体を撤退したかったのだと思います。

 

倒産寸前だったそのオンデーズを若干30歳の若者が

たった3000万円で買い取ります。

そんなリアル再生物語です。




その2 売上20億円で借金14億円!!



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では、今回の主人公、田中修治氏のご紹介。

 テレ東の「カンブリア宮殿」から拝借しました。

1977年。埼玉県生まれ。

高卒後すぐ起業します。まず最初が「便利屋」というのが面白いですね。

マンガ喫茶、携帯電話ショップ、居酒屋など・・・。

若者にありがちな職種ですね。

「カンブリア宮殿」では紹介されていましたが、その時になんと

2億8000万円の借金。

20代でそんな借金はできないと思いますが、

「番組では叔父さんに保証人になってもらって・・・」

といっていましたので資産家の親族がいたのでしょう。

 

でも20代でこんな多額の借財を抱える方は普通いませんね。

「だからこそ借入金14億円もの会社を買うことができたのだ」

これは番組のMC村上氏も言っていました・・・。

 

その後、Web制作会社を設立するのですが、ITブームのおかげで、

わずか4年でその借金を返済したということですからすごいですね。

経営者としての才覚があったのでしょう。

 

ここで私なりの「突込み」。昨日ご紹介した前社長は

東大卒で元日本興業銀行。

でも東大卒だろうが、もと興銀のエリートサラリーマンだろうが

経営者としては関係ないのですね。

高卒でも田中社長のように立派な経営者になれるのです・・・。(前社長すいません)

 

それとこの田中社長には、素晴らしい「相棒」がいました。

財務担当の元銀行員の奥野氏ですね。

もともとこのオンデーズを仲介した投資会社の社員だったのですが

の投資会社をやめて田中社長と合流します。

なかなか田中社長のブレーキ役としては素晴らしい役割を

果たしてきたようです。

ビジネスパートナーとしては最高の方だったのでしょう。

でも最初に買収をしようとしたときは当然大反対します。

 

「20億円の売上しかないのに、14億円の負債を抱えているということは、

2トントラックの荷台に1.4トンの砂利が載っかっているようなもの

です。

そんなトラック重くてスピードが出ないし、運転も難しい。」

 

なかなか的確な表現ですね。

今度この表現を拝借しましょう。

 

顧問税理士として多くの中小企業を見てきましたが、

さすがに売上20億で借金14億円はいなかったですが、

「積載量の小さなトラック」に「たくさんの砂利」を載せたがる

「燃費の悪い中小企業」をたくさん見てきましたから・・・

(これはご内密に・・・)





その3 失敗談を学べ!


後でまとめに言おうと思ったことですが、やはり最初に言っておきます。

経営者本の正しい読み方は、

「成功談は読み飛ばして、失敗談だけ読む」

ことなのですね。

 

経営者本の「税理士業界第一人者」!?として申し上げたいのは

「どうしても成功談は話を盛る」ことが多いのですね。

その点失敗談はかなりの確率でリアルですから。

ですのでこの本は、「破綻寸前の企業を救った素晴らしい美談」なので

かなり盛られているのではと思っております・・・。(すいません。)

 

では、このまずそもそもの「売上20億円、借金14億円」の

会社を買うことですね。

基本的にはあり得ないことなのですね。

 

どうしてこういう事態になったのか?

こういうところの金にまつわるややこしいところは、

多分筆者としては絶対書きたくないのですね。

ですので結構さらっと書いてありました。

 

経緯としては、ビックカメラが始めたメガネ事業を前社長の放漫経営に

より赤字を垂れ流し続けていたのです。

こんだけ借金があって毎月2000万円の赤字・・・。

 

それに困ったビックカメラが再生ファンドに会社を売却していた事実があるようです。

恐ろしいお話ですが、「借入金が全てが無担保無保証で行われていた」。

これはビックカメラの信用力だったのでしょうね。

 

それでも、赤字を垂れ流し続け、その再生ファンド側も困りはてて、

再度売却するか民事再生しかなかったのです。

それをあえて田中社長が買った・・・。

 

「どうして買ったのだろう?本心は何だったのだろう?

再生できるプランはあったのだろうか?」

 

まず疑問に思いますよね。

若い田中社長は

「オンデーズはお洒落にすればすべてうまくいく」

くらいしか考えていなかったようです。

 

手始めに高田馬場の駅前に、超高い家賃の店を出店。

新しいコンセプトで店を出せば簡単に成功する・・・

でもものの見事に失敗してしまうのです。

 

正直に書いてありました。

「今になってい思い返すと、高校生にでもすぐ考えつくような、

この程度のアイデアだけで、破綻寸前の企業を簡単に再生できると、

最初は本気で思っていたのだから恥ずかしくてしょうがない。

若さゆえの無知と勢いは本当に恐ろしいものである。」

 

 

どうですか?

 

これは、ぜひ学んでいただきたい失敗談です・・・。




その4 火事を消すなら爆弾を!?


最初の失敗は、「何のプランもなく、メガネ業界については

素人と同然で、巨額の借金付きのメガネチェーンを買ったこと」

実に破天荒ですね。

 

次の大失敗は、さらに別の業種も、「ついでに」買収をしてしまったこと

なのですね。

 

この「買収を繰り返す」ビジネスモデルということで、当時のことを思い出しました。

2000年過ぎてITバブルが訪れましたね。

その頃上場公開して巨万の富を得た若い経営者たちが

こぞって企業買収を繰り返したのですね。

ちょうどそのころ、「ホリエモン」というヒーローがいましたね。

同様に、彼もホリエモン流の錬金術で数千億の資金を動かしていました。

結局ライブドア事件で失脚してしまうのですが、

このリーマンショックが訪れる2008年頃までは、

相場が良かったせいか、こういうM&Aにが頻繁に行われて

いたのですね。

企業買収をして「売上を買い」、企業の価値を高めて、社債を

発行する・・。

その社債により植えた資金でまた別の会社を買収する・・・。

 手っ取り早く儲けるにはM&Aみたいな・・・。

 

田中社長もその流れの中で、オンデーズを買ったのだと思います。

オンデーズの買収後のわずか3か月後に、

雑貨の店舗をチェーン展開している企業が破綻して、

新しいスポンサーを探していたからです。

300円均一の雑貨ショップ。2005年に1号店をオープンしてから

わずか2年ほどで40店舗。売上35億円、従業員250名の巨大チェーン店でした。

 

その巨大チェーンの買収に名乗りを上げます。

当然、オンデーズの債権者である銀行は大反対ですね。

買収資金はなんと2億円。

よくこんな資金があったと思いますが、やはり田中社長は裕福な家庭だったのでしょう。

実父の相続など資金で2億円を調達して、本当に買収してしまうのですね。

 

これ民事再生という法律上の手続きで行われたのですが、よく裁判所も

許可したと思うのですね。

2008年という「リーマンショックの大混乱」のどさくさだったから

でしょうか・・・。

 

「火事を消すなら爆弾を!」

 

という今更ながら言える「オチ」で紹介されていましたが、

メガネチェーンと雑貨チェーンの相乗効果を狙った買収劇だったという

「後付けの理由」だったのしょうけど、一歩間違えば、オンデーズもろとも

潰れていてもおかしくなかった案件だったのでしょう・・・。

 

結局わずか1年ほどで2億円で買った雑貨チェーンを、売却します。

売却金額は、わずか200円・・・・。



その5 メガネ業界のカラクリ


オンデ―スの買収してわずか1年半。

続けて買収した雑貨チェーンで失敗して

買収資金2億円を含み、その時の損失が5億円。

これで10億円の繰越損失です。

 

「バランスシートだけ見たらゾンビみたいな会社」

 

だったそうです。

それでも潰れないのですね。

この本の副題で「絶対に潰れると言われた・・・」

と書いてありますが、この点が勉強になるのですね。

何度も書きますが、この失敗例を学んでいただきたいのですね。

 

ここで私がたまに引用するエステー会長の名言ですね。こちら

 

「赤字で会社はつぶれない。キャッシュが尽きた時がつぶれる時。」

 

なかなかこんな経験はできないですよ。

まあ当たり前ですね。そんな経験をすると本当に破綻してしまいますから・・・。

オンデーズは巨額の赤字だったのですが、それでもつぶれない理由は、

キャッシュはなんとかあったのでしょう。

それこそ日銭の入る商売の最大の利点なのでしょうか。

 

この時オンデーズは、出店攻勢をかけ日本全国65店舗。

当時は「9000円 7000円 5000円」という格安の

「スリープライスメガネ」ということで脚光を浴びていました。

店舗の数だけ見れば

「スリープライスメガネ」というカテゴリーの中では業界3位の

ポジションだったのです。

 

でもこの時の推定借入金も10億円以上ですね。

追加では銀行融資のまったくできない状況です。

それで田中社長はどうしたかというと、

最安価格の5000円をさらに半額にするという

「全品半額セール」

で、つまり本の題名の通り、「破天荒な戦略」攻勢をかけます。

 

この「メガネ一式2500円から」のセールがなぜか大ヒット。

しかしゲリラ戦略ですね。

小手先だけの安売りはいつまでも続きません。

 

その後さらに厳しい苦境に立たされます。

業界最王手「ジェームズ」が

(と本では書いてありましたが、これはJINSであることは明らかですね。)

 

「薄型レンズの追加料金を全部0にする」という新戦略。

 

ここも勉強になりましたが、メガネ業界は「この薄型レンズ」で

それまで儲けていたのですね。

安売りチェーンでは、当初破格の値段で釣っておいて、

最後に購入の段階で、「もう少し予算出していただければこんな薄型に・・・」

 

なるほど!そうだったのですね。

私もメガネ歴40年ですからね。そういう経験は結構あります。

これでだまされていたのですね・・・。

 

この業界のおきて破りの新戦略でJINSは快進撃します。

よって、さらにオンデーズも苦境に立たされます・・・・。




その6 自社ブランドへ進出


苦境に立たされた中、それでもオンデーズは店舗戦略を

推し進めます。

沖縄店でちょうど100店舗達成。

喜びもつかの間あの3.11に遭遇します。

 

この本でも、最大の見せ場。

メガネを無料で配って、メガネを販売する社会的意義を

問い直します。

カンブリア宮殿でもかなりの尺を使ってドラマ化されていた

最大の見せ場。感動の箇所です。多少デフォルメされているのかなと・・・!?

しかし、震災の影響で経営自体はさらに落ち込んでいてもいいのに、

さらなる賭けにでます。

 

「自社ブランドの製造」なのですね。

この自社ブランドというのは、物品販売業に携わった方なら

すぐわかるでしょうけど、利益率は高いけどリスクの方が

もっと高い。

田中社長は、これだけ借金しているのにリスクを恐れない方です。

この点は恐れ入ります。

 

鯖江にあるグラステック社(これは仮名?)に発注した

との共同制作により新素材「ウルテム樹脂」を使ったメガネ。

何でも宇宙船にも使われている弾力性のある特殊素材で

フレームを作るのですね。

これで作ると9.4グラムの超軽量となるのですね。

一本1500円を10万本の大量発注。

すごい賭けですね。

 

これが大ヒット。息を吹き返したそうです。

カンブリア宮殿ではこのおかげでオンデーズは再生されたような

映像だったのですが、実際は違ったみたいです。

2012年2月。JINS社に追随して、

「薄型非球体レンズ0円」

を打ち出します。

 

ついにメガネ業界の禁断の領域に入ります。

この結果、さらに売上は増加します。

 

でも冷静に考えたら、メガネビジネスで最大の儲けのチャンスを

無くしても売上を取りに行ったのです。

 

これにより資金繰りが苦しくなります。

その年の年末の資金が苦しくなり、ついに3億円のショート。

オンデーズの最大の危機ですね。

 

ここでおさらいですね。

オンデーズは大赤字の会社ですね。

それでも潰れなかったのは出店攻勢と、薄利多売戦略で

日銭を取りに行ったのです。

でも、その日銭がついに足りなくなったのですね。

 

「赤字で会社はつぶれない。キャッシュが尽きた時がつぶれる時。」




その7 国内メーカーが救済


2012年2月から開始した

「薄型レンズの追加料金を全部0にする」

という戦略で売上を伸ばします。

 

それで資金破綻を起こすのですね。

利益を履きだして、売上を取りに行ったのだから

当然の結果だと思いますね。

ここ勉強になりますね。

「黒字倒産」の典型的な例ですね。

 

不足資金はわずか3億円。

このころは店舗数100を超えていたのですから

それだけ「日銭の」資金はあったのでしょう。

それでもついに行き詰ります。

 

最初救いの手を伸べたのが、ある上場企業。

どこだかわかりませんが、3億円で100店舗のチェーン店が

買えるのですから安いものでしょう。

 

しかし、土壇場で鯖江にある老舗のメガネメーカーが

助けてくれることになりました。

この会社はなぜか実名です。

「藤田光学」という会社です。

 

Photo_20200611091901

 

HPにも田名社長とのツーショットもあり、

2011年(平成23年)に出資したとアップしているのですから

本当なのでしょう。こちら

 

 

ただ物語では2012年12月に資金繰りが苦しくなり

藤田光学から出資を受けたとなっていますから、

ちょっとつじつまが合わないですね。

要するに

2012年2月から開始した

「薄型レンズの追加料金を全部0にする」

という戦略は、藤田光学の全面支援により実行されていたのでは?

 

とつい勘ぐってしまいますが、

まあこのあたりは「多少盛っているところ」かもしれないのでいいでしょう。

 

でもこの藤田光学は実にかっこよく描かれているのですね。

実は2年後にもオンデーズは資金繰りに苦しくなるのですが、

藤田光学が救うことにより、何とか倒産を免れています。

 

読みながら、ライバル会社のJINSを思い出しましたね。こちら

 

しかし、JINSも田中(仁)社長でした。田中社長同士の争いですね。

ご紹介した通り、ユニクロの柳井さんに会って、そのSPAを

日本で初めてこのメガネ業界に導入したのです。

ただJINSが大証ヘラクレスの上場したのが2006年。

2010年には中国に進出してすでに現地工場を設立していたのですね。

 

これを考えると、オンデーズは国内メーカーとの提携が遅すぎたくらい

なのかもしれません・・・・。




その8 海外展開・・・そして・・・


藤田光学のおかげで最大のピンチを免れたオンデーズでしたが、

2013年1月。またあらたな展開をします。

 

何と海外進出をするのですね。

行先はシンガポール。

「資金は大丈夫か?」

思わず心配してしまいますが、

現地法人を作ってどんどん話を進めるところが、本当に「破天荒」ですね。

言葉の壁に加え、シンガポールは物価が高いのですね。

しかも、メガネを販売するのに「オプティシャン」という国家資格が

いるのですね。

それも初めて聞きました。

 

また、ここでも誰もが失敗すると思うのですね。

しかし、ここで奇跡的に大成功です。

価格の面でも性能の面でもシンガポールではまだまだ

メガネ後進国であったということでしょうか・・・。

 

しかし、一店舗で成功したとたんに追加で2店舗出店。

その投資金額が1億5000万円!

そのつい1年前にたった3億円で倒産騒ぎだった会社が

こんなに資金があったのでしょうか・・・。

 

すいません。多少このあたりは「盛っているのかな?」と思います。

しかしストーリーとしては面白いところです。

素直に楽しんでください・・・。

 

さらに2014年1月に本社を港区南麻布に移します。

さらに次なる海外進出は台湾・・・。

すごいですね。

台湾進出は成功したものの、ココで資金繰りはまた大ピンチ。

 

ここで藤田光学から緊急融資で何とか乗り切ります・・・。

本当に藤田光学はカッコイイ書かれ方です

 

まあ、このあとは本書お読みください。

 

最後に、巻末に著者の言葉として

 

「起こった事実をもとにしながらも、一つのフィクション、

パラレルワールドの物として勝手気ままに書き連ねたものです。」

 

とハッキ書いてありました。

つまり、この本はフィクションもあると著者も認めているのです。

ですので、「盛っているところ」は楽しんで読めば

それでいいと思っております。

 

それでも、オンデーズは国内外で快進撃を続けているようです。

 

JINSのように上場するかどうかは分かりません。

今現在はしていないよう。

 

一応私もこの道のプロとして、非常に気になったので、

オンデーズの登記簿謄本をつい全部取り寄せてしまいました。

なかなか苦労した証がたくさん残っておりました。

「オンデーズ・ウオッチャー」としては過去の経緯が良く分かりました。

それをブログで公開することは避けますが、本当に倒産しても

おかしくはなかった修羅場を数多く乗り越えたのだと思います。

 

確かに破天荒であることは認めます。

コロナ禍で打ちひしがれている企業経営者に

「こんな会社があるのか」

と気づいていただきたいために、お贈りします。

 

(がんばれ! 破天荒経営者シリーズ おしまい)


 

 

 

 

 

 

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